四街道市の伝統行事「和良比はだか祭り」が4年ぶりに開催され、はだか衆としてドロドロになりながら、四街道の発展、子どもたちの健康を願いました。
幼少期から大好きなお祭りで、顔中に泥をつけてもらい、友達と笑いあった日々を思い出します。「いつかは自分が地域のために」と、はだか衆に憧れていましたね。今年は、体から湯気が出るほどの極寒でしたが、外国からも観衆がお越しになり、民放でも報道され、大いに盛り上がりました。
お祭りの始まりは幼児祭礼です。私も神田に自分の子どもを抱えて入りました。稲に見立てたしめ縄のわらで子どもの額に泥を塗ると厄除けになると伝わっています。その後は神社と神田を三度往復し、毎度はだか衆による騎馬戦と泥投げ。これが爽快で、観衆の皆さんが最も盛り上がるシーンです。頭のてっぺんから足の先まで泥まみれになってみんなでこの伝統を紡ぎます。
変わらずに残っているものをこれからも大切にしていきたい。凍えながら実感する四街道の冬の風物詩です。
四街道市長 鈴木陽介
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