文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 にぎわいとふれあいがあふれる四街道の朝市

4/15

千葉県四街道市

皆さんに朝市をもっと知ってもらうため、朝市の歴史や魅力について、代表者の石川和子さんにお話しを伺いました。

■朝市を始めたころと変わらずに商品をお届けしたい
初めは知り合いの中で声を掛けて10人程度で始めました。当時の開催場所は、市役所の駐車場ではなく物井の空き地。しかしその後、その空き地に「もねの里」が造成されることになり、朝市で使えなくなってしまいました。
このまま朝市が終わってしまったらどうしようと思っていましたが、関係者のご厚意により駐車場で開催できることになりました。朝市を続けられると決まったときはとてもうれしかったです。
開催場所を市役所の駐車場に移してから、今年で23年目になります。これからも朝市を始めた当時と変わらず、思いを込めて作った商品をお客さんにお届けしたいと思います。

■人とのふれあいを大切にしています
朝市のメンバーの中には、お客さんとのふれあいを楽しみにしているメンバーも多くいます。昔、朝市にいたメンバーで、その日は売る商品がないにもかかわらず、お客さんと会話をするのが楽しみで朝市に来ていた方もいました。お客さんの中にも、朝市に来ること自体が楽しみで、毎週遠くから歩いてくる方や、わざわざタクシーで来られる方もいます。そういった方々がいるのは、出店し販売する立場としてもとてもうれしいですし、励みになります。
また、朝市が始まったことをきっかけに、荒れていた畑を整備し、作物を育て、朝市のメンバーになった方がいました。日頃から朝市が生きがいだと言っていたその方が、体調を崩されて朝市を休んだときに、「朝市があるから頑張れるんだ。早くよくなって朝市に行かなきゃ」と言っていたことが今でも忘れられません。

毎週日曜日の7時30分から市役所の第3駐車場で、30分間の「朝市」が開催されているのを知っていますか。20年以上の長きにわたり続いているこの朝市では、野菜や花、太巻き寿司などの農産加工品が販売され、地域の皆さんに親しまれています。

■ラジオ体操が朝市開始の合図
朝市が人気になるにつれて、開始時間前に欲しい商品を買ったり、取り置きを求めるお客さんが増えた時期がありました。自分たちが出す商品を気に入ってくれているので、取り置きをお断りするのは申し訳ない思いがありましたが、開始時間にはすでに商品が売り切れてしまうのは他のお客さんに残念な思いをさせてしまうのではないかとも悩みました。
そこで、他市の朝市を参考に、開始時間の直前にラジオ体操を始めました。そうすることでラジオ体操が朝市の開始の合図となり、販売時間が明確になったんです。これにより多くのお客さんに商品を届けることができるようになりました。

■にぎわいとふれあいをいつまでも
開催場所が市役所の駐車場に移ってから20年以上が経ち、初期の頃からいたメンバーも年齢を重ねていますので、若いメンバーが増えてほしいですね。最も大事なのは今のメンバーができるだけ長く朝市に出店し、にぎわいとふれあいがあふれる朝市であり続けることだと思います。

■教えて!朝市QandA
Q毎週開催している朝市の様子について教えてください。
A「朝市」と書かれた赤いのぼり旗が開催の目印です。朝7時30分からの開催(雨天決行・荒天中止)ですが、7時頃にはたくさんの方が集まっています。20年以上の歴史があるので常連の方も多いですが、最近はファミリー層や若い方も増え、とても賑わっています。

Q出店している方や商品について教えてください。
A毎週10~20店舗ほどが出店しており、農家の方や、趣味で農産物や加工品を作っている方などが出店しています。販売している品物は野菜や花のほかに、太巻き寿司や炊き込みご飯、シフォンケーキなどの加工品もあり、種類がとても豊富です。
また、その季節にしか出品されない品物もあり、9月からは梨やぶどうなどが出品される予定です。

Q特別なイベントなどはありますか。
A年に3回、春・夏・冬にイベントを開催しています。春はお花を、夏と冬は新鮮な季節の野菜を来場された方に無料で配付しています。このイベントは今まで朝市に来たことがない方へのPRはもちろん、いつも朝市に来てくださっている方に感謝の思いを伝えることを目的に開催しています。

問合せ:産業振興課【電話】421-6133

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU