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特集「情熱」~情緒揺さぶる熱き戦い~

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千葉県多古町

■諦めず、ただ夢に向かって走り続ける 山﨑蒼海
◇情熱を胸に挑戦を続ける若きアスリート
10月8日(土)に日本陸上競技連盟が主催の「みんなでつなごうリレーフェスティバル2023」が国立競技場で開催され、山﨑蒼海さんが千葉県代表としてU‐16女子4×100mリレーに出場。46秒70という好タイムで大会新記録を更新し、見事優勝しました。
第一走者を務めた山﨑さんは、当時の走りを「70点」だと振り返ります。「隣の選手に先をいかれたことに気を取られ、フォームが少し崩れてしまいましたが、リラックスして楽しみながら走れました」と苦笑いで語る山﨑さん。
そんな彼女ですが、昨年はとても大変な一年間だったそうです。思うようなタイムが出せず、伸び悩む期間が続きました。けがや病気も重なり、大会でもなかなか結果に結びつかなかったといいます。
つらい期間を支えてくれたのは、クラブチームのコーチや友人たちでした。山﨑さんは「自分を支えてくれたのは周りからのアドバイスや励ましの言葉でした」と語ります。他にも、元日本記録保持者である高橋萌木子(ももこ)さんが練習に訪れ、相談に乗ってもらったことも良い刺激になったそうです。
「今がつらくても、それを乗り越えればきっと大丈夫」という強い気持ちを持って練習に臨んでいた山﨑さん。「目標は高校のインターハイで優勝することです」と力強く答える山﨑さんの瞳には、熱く燃える情熱が見えました。多古町の若きアスリートの挑戦はまだ始まったばかり。夢に向かって走る彼女にエールを送ります。

■進化を続ける生涯現役のアスリート 山本京子
◇生涯現役の熱きアスリート魂
10月28日(土)から30日(月)の期間で開催された「燃ゆる感動かごしま大会特別全国障害者スポーツ大会」に多古町ひかり学園の山本京子さんが出場し、女子壮年の部800mと1500mで見事金メダルを獲得しました。
もともと走ることが好きだったという山本さんですが、初めて大会に出場した種目は意外にも陸上ではなくバレーボールだったそうです。2010年に行われた全国障害者スポーツ大会のバレーボール部門で千葉県代表になったものの、走ることが好きだという強い気持ちから、再び陸上の道を進むことになります。
3年後の2013年には同大会の陸上部門に出場し、800m走と走り高跳びで銀メダルを獲得するなど、頭角を現していきました。
この他にも、日本知的障がい者陸上競技連盟が主催の「10kmロードレース選手権」では毎年入賞しているなど、陸上界から一目置かれる注目選手となっています。
活躍を続ける山本さんは今年で52歳になります。陸上選手の全盛期は、一般的に30歳前後といわれることがありますが、日々ストイックに練習を行う彼女からは全く衰えを感じません。
「100歳まで陸上を続けたい」と意気込む山本さん。恩師である藤崎コーチも「山本さんならできる」と太鼓判を押します。情熱を胸に、生涯現役を貫くアスリートを今後も応援していきます。

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