■多古米の頂点を決める熱き戦い開幕
10月8日(日)、第12回多古米グランプリ決勝大会が開催されました。
今年は、「65歳以上の部」と「65歳未満の部」の2部門で審査を行いました。応募者107人の激戦を制した、上位6人が決勝に進みました。
決勝大会では、そうそうたる顔ぶれの審査員による実食が行われ、「外観」、「香り」、「味」、「粘り」、「硬さ」の5項目の基準で審査が行われました。
厳正な審査の結果、立花眞佐子(たちばなまさこ)さんが見事総合グランプリに輝きました。立花さんは昨年初めて多古米グランプリに応募し、今回2度目の挑戦で初のグランプリ獲得となりました。
今後、立花さんの作った多古米は、グランプリ米として町で実施するイベントなどで使用される予定です。
※詳細は本紙をご覧ください。
■「情熱」を注ぎ育てた、こだわりの米~総合グランプリを受賞して~
50年以上農家をやってきてこんなにうれしいことはありませんと笑顔を見せる立花さん。立花さんの多古米は、化学肥料や農薬を使わない「有機栽培」や化学肥料・農薬を通常の半分以下に減らす「減農薬・減化学肥料栽培」で作られているのが特長です。
立花さんは、「今年は例年より暑い日が多く、管理が大変でしたが、いろいろな方の助けもあり、良い出来栄えの多古米となりました。有機栽培にこだわり、約10年間有機肥料を使用してきたので土地が育ってきたのかもしれないです」と誇らしげに振り返りました。
「ぜひ皆さんに私のお米を食べてもらいたいです。そして、有機栽培による多古米の作り方を後世に引き継いでいきたいです。また、多古米の魅力を多くの方に知ってもらえるよう町外へのPRも頑張っていきます」と話す立花さん。米作りに対する情熱が伝わってきました。
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