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多古中央病院から

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千葉県多古町

■大腸CT検査
文/多古中央病院放射線科
現在、発見されるがんで最も多いのは大腸がんです。がんは早期発見できるかどうかで生存率が大きく変わってきます。
大腸がんの検査方法はいくつかありますが、今回は「大腸CT」をご紹介します。大腸CTとは、お尻にチューブを3cmほど入れ、専用の機械につなげて大腸が膨らむまで二酸化炭素を流し、しっかりと膨らんだところでCT撮影をする方法です。その後、コンピューターで3D画像を作成、放射線技師と放射線科医で慎重に読影し、患者さんに結果を提供します。
当院は、2014年から大腸CTを開始し、年間約60件(延べ560件)の検査を行っています。そのうち、大腸がんは年間約3人(延べ20人)、大腸ポリープは年間約10人(延べ69人)が発見され、内視鏡治療や手術を行っています。2021年には大腸CT認定技師、2022年には大腸CT施設認定も取得し、経験と実績を積んでいます。また、今年から人間ドックのオプションとして大腸CT健診も選べるようになり、多くの方からお申し込みをいただいています。
実際、当院で大腸CTを経験された患者さんからのアンケートでは、「内視鏡と比べて下剤の量が少なくて良い」「内視鏡に比べて痛みがない」など、個人により感じ方はさまざまですが、内視鏡と比べて総合的に良いと答えた意見が多くありました。
内視鏡が苦手な方、怖いと思っている方は、まず大腸CT検査を受けることをお勧めします。

[病院便り]
多古中央病院の受付時間は午前11時30分までとなっています。それ以降は、医師も検査や手術などで対応できないこともあるため、受診前に、必ず確認の電話をお願いします。

【電話】76-2211

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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