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多古中央病院から

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千葉県多古町

■「レッツ!パタカラ体操」
文/多古中央病院デイサービスセンター

皆さんは「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。食べ物や飲み物を飲み込むときに誤って気管に入り、その先の肺で菌が増えることにより炎症を起こしてしまうことを誤嚥性肺炎といいます。高齢者における肺炎の要因として件数が多く、深刻な問題となっています
誤嚥性肺炎が起こる原因の一つに、加齢などによる「お口周りの機能低下」が挙げられます。食べ物を口に入れ、噛んで飲み込む一連の動きを解析すると、多くの器官が関わっていることが分かります。例えばスポーツをする前には、動きを良くするためや、けが予防のための準備体操は必須です。同様に、口周りを使う「食べる」という運動にも誤嚥防止のため、準備体操が効果的です。当院デイサービスでは、食事前にそれらの器官を鍛え、スイッチを入れるための「健口(けんこう)体操」を行っています。その中の一つ、口と舌の動きを良くするための「パタカラ体操」を紹介します。
この体操は「パ・タ・カ・ラ」と発音することで機能の正常化を図るというものです。

(1)パ・パ・パ・パ・パと一音ずつ切るように発声する。各音5回
(2)パ・タ・カ・ラと続けて発声する。3セット
(3)パタカラ×3回を早口言葉で発声する。
パタカラの発音は、実際の食事のときと同じ筋肉の働きをします。「パ」は口を閉じるとき「タ」は押しつぶすとき「カ」は飲み込むとき「ラ」はまとめるときに力を発揮します。むせ込まずにおいしく食事を食べるために参考にしてみてください。

【病院便り】
多古中央病院の受付時間は午前11時30分までとなっています。それ以降は、医師も検査や手術などで対応できないことがあるため、受診前に、必ず確認の電話をお願いします。

【電話】76-2211

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