成田空港の更なる機能強化(C滑走路の新設など)により、航空機の発着回数が年間30万回から50万回に増え、空港内従業員だけでも、4万3千人から7万人になると言われています。空港で働く人手が今まで以上に必要となるため、空港周辺地域からの人材確保・育成が急務です。
7月には、熊谷千葉県知事と空港周辺9市町で総理大臣に「成田空港に関する国際航空貨物の取り扱いについて、国家戦略特区により外国人材の活用を図ること」を要望しています。今後は、今まで以上に空港周辺市町から成田空港に働きに行く外国人が増えていくでしょう。
さて、平成27年度末に閉校した多古第二小学校は、日本語教育のため留学生を受け入れる施設として民間事業者に貸し出されています。現在45人の留学生が学んでいるそうです。午前中は学校で日本語を学び、午後からは空港に働きに行くため役場前のバス停でシャトルバスを待っている留学生の姿を目にすることが多くなりました。皆さん2列にきちんと並び、バスを待っています。日本語学校では、日本の生活ルールや慣習なども教えているそうです。これからの時代、共に日本を支える仲間として、お互いを理解し合うことが大切です。相互理解のためには、異文化に触れたり多様性を尊重する教育の推進が必要だと考えています。
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