【特集 こども園10周年】多古こども園は10周年を迎えました

1／39

多古こども園が誕生して10周年を迎えました。
多古こども園は、3カ所の保育所、4カ所の幼稚園が統合し、平成26年4月1日に保育所と幼稚園の機能を併せ持つ「幼保連携型認定こども園」として設立されました。
当時は、幼保連携施設としては県内最大級で、連日さまざまな機関が視察に訪れるなど、非常に注目を集めました。

◇今振り返る　多古こども園設立までの歴史
●1954年
多古幼稚園設立
●1958年
常磐幼稚園設立
●1959年
中幼稚園設立
●1964年
大門幼稚園設立
●1976年
多古中央保育所設立
●1979年
多古東保育所設立
●1982年
多古北保育所設立
●1992年
大門幼稚園が久賀幼稚園へ
●2012年
中幼稚園、常磐幼稚園が多古幼稚園に統合
●2014年
多古幼稚園、久賀幼稚園、多古中央保育所、多古東保育所、多古北保育所が統合され多古こども園が設立

■GIFT　FROM　MUSIC
多古こども園の園歌を作詞・作曲してくれた小島嵩弘(こじまたかひろ)さんが、10周年のお祝いに駆けつけてくれました。
3月に卒園した5歳児たちと小島さんで園歌を合唱しました。小島さんの演奏に合わせて、慣れ親しんだ歌詞を力いっぱい歌う園児たち。歌い終わった後は笑顔でいっぱいです。10年の節目にふさわしい最高の「歌の贈り物」になりました。

◇歌を通じて、もっと町を好きになってもらいたい
多古こども園10周年、おめでとうございます。私が多古町と関わりを持つようになってから20年近く経ちます。多古町でお米を作らせてもらったこともあり、当時から多古町の方々には大変お世話になっていました。
多古こども園が開園される際にお声掛けをいただき、園歌を作らせていただきました。歌詞やメロディだけでなく、手拍子などのリズムを入れることで、0歳の子どもでも記憶に残る、楽しい園歌になるようにしました。歌詞には、あじさいや稲穂などを取り入れ、多古町のことをもっと好きになってもらいたいという願いを込めています。
これからも、多古こども園が皆さんから愛され、子どもたちが伸び伸びと成長していける場所となってほしいと思います。応援しています。

◇多古の子、町の子、みんなの子「当時を知る先生に聞く」
多古こども園は、3カ所の保育所、4カ所の幼稚園が統合されて誕生し、皆さんに支えられて10周年を迎えることができました。当時は統合に向けて保育所、幼稚園、町とで保育のやり方のすり合わせや運営方針など、さまざまなことを1年間かけて打ち合わせしていきました。
統合されてまず感じたのは、当然ですが子どもたちの数が増えたということでした。幼稚園の頃は子どもの数が少なく、ドッジボールも成り立たないこともあったくらいです。統合されてからは人数が増え、できることの幅が広がりました。たくさんのお友達と出会えるようになったことで子どもたちの可能性も大きく広がったと思います。
今後も園児一人ひとりの個性を大事にしながら、子どもたちの将来を見据えた保育ができるようにしていきたいと考えています。