日本全国で、人口減少・高齢化による空き家が問題となっており、多古町も例外ではありません。長く放置すると倒壊の危険や衛生面・環境面での問題が発生します。
多古町では令和元年度に『空き家バンク』を開設し、空き家の利活用を図ってきましたが、「盆正月に親族が集まる」「お仏壇がある」「荷物の片付けが終わっていない」「相続が済んでいない」などの理由で、なかなかその利活用が進んでいません。その中でも、空き家に新たな人が入ってくれた地域では、「地域行事に参加してくれて、地域が活性化された」「防犯上助かる」「庭の手入れをしてくれて、周りが明るくなった」などの声をいただいています。
そこで、今年度は相続登記や家財などの残置物撤去の補助を開始しました。4月から3カ月月間で多くのお問い合わせをいただいております。さらに『空き地バンク』も始め、同様に補助を行っています。(詳しくは広報5月号P16をご覧ください)
また、空き家対策に取り組む地域おこし協力隊を採用しました。まず、空き家の現在の状況を詳しく把握し、空き家の利活用につなげていきたいと考えています。
今後とも移住・定住を促進し、地域コミュニティの活性化を図るための取り組みを進めてまいります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>