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面白峡を歩いてみて

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千葉県大多喜町

先月の広報誌に紹介されていた面白峡遊歩道をさっそく歩いてみました。

面白峡遊歩道は粟又からの滝めぐり遊歩道につながっていますので、粟又からももちろん行くことができますが、今回は小沢又から川に下りてみました。
やや急な坂道を下りていくと養老川が見えてきます。川岸に着くと階段を歩いて少し汗ばんだ体に川面を渡ってきた風と川の匂いが心地よく感じられます。そこから川の中に設置された飛び石を伝い対岸(左岸)に渡りますが、飛び石は中央付近が橋になっており、きれいに整備されていて安全に渡ることができます。
川を渡ったところに斬新なデザインの案内板があり、左が滝めぐり遊歩道、右に行くと面白峡遊歩道になります。
案内板から100メートルほど下流に進むと新たに造られた面白峡遊歩道に入りますが、まず気がついたのは、遊歩道の表面がコンクリート舗装されているため歩きやすいということです。これまでの遊歩道は表面に自然石が張り付けられており若干の凹凸があるため、靴が引っかかるような気がしましたが、面白峡遊歩道はこの点を改善したものと思われます。
(遊歩道の表面がきれいに舗装されています)
さらに200メートルほど歩くと川の深い部分を避けるため遊歩道は階段になって山側に上ります。そして川を見下ろすように歩いた後、また川沿いに戻ります。
(一部階段になります)
遊歩道の途中には川に注いでいる沢を渡るため短い飛び石になっている場所があり、飛び石の表面には滑り止めが施されていますが、注意して渡りましょう。
(飛び石になるところが)
終点近くになると左側に小さな滝が見えてきます。落差は7~8メートルほどでしょうか。山からのしぼり水が滝になり川に流れ込んでいます。
この付近になると川の流れも変化し緩やかな滝のようになって見ごたえを感じます。
(川が緩やかな滝のようになります)
そして川が右に大きく蛇行しはじめると遊歩道の終点になりますが、この付近は広場のようになっており水が少ない時期には川岸の岩盤も表れ、くつろげる空間になると感じました。
(終点は広場のようになっています)
ここからつづら折りの階段を170段ほど上ると岩井原の集落に出ますが、帰路は急な坂道や階段を上らなくてはいけないので、体力を温存するため今回はここで引き返すことにしました。

面白峡遊歩道を歩いてみて感じたことは、周辺の景色が変化に富んでいることでした。例えば川に流れ込む沢や滝がいくつかあり、川の流れそのものも深い場所や落差があり楽しませてくれます。また、夏の緑もきれいですが紅葉も素晴らしいのではないかと思いました。
そして満足な搬入道も無い困難な環境の中で建設に当たられた関係者の皆さんの努力を思うとき、この遊歩道を大切に使っていかなければならないと感じました。
さて、遊歩道が整備されたとはいえ、周辺は自然がいっぱいです。お出かけの際は周囲に十分気を配って楽しみましょう。また、一旦捨てられたゴミは巡り巡って人間や他の生物などに悪影響を及ぼします。ゴミは必ず持ち帰りましょう。

集落支援員 加曽利英男

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