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おおたき議会だより-一般質問

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千葉県大多喜町

3名の議員が町政を問う

▽森久議員
1 第2次産業のさらなる振興と第3次産業の一人当たり付加価値額の増大のための方策について
2 一人当たりの「雇用者所得」と「その他所得」を増加させるための方策について
3 地域経済循環率を高めるために大多喜町内での「民間投資額」と「その他支出」の流出を減少させる方策について

▽山田久子議員
1 大多喜町中央公民館周辺の交通安全対策について
2 防災・減災・発災時対策について

▽根本年生議員
1 本町中心部の大規模地震等の防災機能について
2 大多喜城分館が千葉県から大多喜町に移譲される時期について
3 伝統芸能を次世代に残すために

■森久議員
問:第2次産業の振興と第3次産業の一人当たり付加価値額の増大のためには、どのような方策がありうるのか伺う。
答:第2次産業の振興は、企業誘致の推進や天然ガス発祥の地として天然ガス関連企業との連携、また町内事業者への各種工事の発注などが考えられます。
第3次産業の一人当たり付加価値額の増大については、移住による地域外からの所得流入や観光客の誘致により地域内消費額の増加が見込まれます。
農業関係では、遊休農地を活用しての都市部との交流人口の増加や新規作物を利用しての6次産業化などが考えられます。
・第2次産業…製造業、建設業など
・第3次産業…小売業、飲食サービス業、宿泊業など
・6次産業…農業などの第1次産業が食品加工・流通販売など展開していくこと。

問:一人当たりの「雇用者所得」と「その他所得」を増加させるためには、どのような方策がありうるのか。
答:雇用者所得の増加には、企業誘致や6次産業化などにより生産・付加価値を図ること。
また、空き家バンクの充実やサテライトオフィスなどにより町外からの流入を増加させることも重要と考えます。
その他所得は、観光事業の推進のほか、ふるさと納税や地域通貨制度などが所得の増加に寄与すると考えます。

問:「民間投資額」と「その他支出」の大多喜町外への流出を減少させるためには、どのような方策がありうるのか。
答:設備投資に係る支援制度の活用や起業の相談などでは、設備投資する際に町内業者を紹介するなどし民間投資の地域外流出を減少させたい。
また、その他支出の地域外流出については、町内業者育成などの観点から、町内業者を中心とした発注を今後も継続していきたい。

■山田久子議員
▽中央公民館周辺の交通安全対策について
問:町中央公民館入口T字路や敷地内の交通安全対策の強化および周辺道路への横断歩道設置について伺う。
答:町中央公民館入口付近については、対向車への注意喚起を促す小型標識設置や区画線の引き直しを行い、今後は減速を促す路面標示なども計画しています。また、施設内では減速を促す注意看板を設置しています。
横断歩道は歩行者数や交通量など総合的に判断し、公安委員会(警察署)が設置しています。
中央公民館周辺の横断歩道については、通学路状況など要件を満たしていないことから、設置することはできないとのことです。

▽防災・減災対策などについて
問:防災・減災・発災時対策について伺う。
答:備蓄品については、令和元年度の災害を踏まえ、発電機など整備したほか、令和2年度には、備蓄倉庫を新たに4箇所設置しました。今後も様々な備蓄品のニーズを想定し計画的に整備を図っていきたい。
避難所(体育館)の空調設備については、体育館として本来の機能に支障をきたすことなど危惧されるため、災害時の活用性や費用対効果も踏まえながら考えていきたい。
災害ごみは、被災地の復旧・復興の妨げにならないようにするとともに、高齢者や搬送手段のない方へは関係課と情報共有し取り組んでいきたい。
河川の増水により橋梁に滞留した流竹木の処理は、橋梁の管理と併せ町が実施します。
それぞれの橋梁の堆積状況を確認し、流木被害が発生しないよう対処していきます。
上水道の耐震適合率は令和4年度現在52%となっています。
今後も水道事業施設更新計画に基づき、耐震化を図っていきます。

■根本年生議員
▽伝統芸能について
問:伝統芸能と地域の活性化および地域コミュニティとの関係性、また移住者を交えた活動についてはどのように考えているのか伺う。
答:地域の方が集まり、伝統芸能(お囃子)を伝えていくことは、地域の活性化の一つの手段であると思います。
また、移住者が参加することにより、地域の風習や行事などを知り、地域に溶け込んでいくことは大切なことだと思います。

問:伝統芸能協議会を町民と行政が協力して立ち上げ、大多喜町伝統芸能発表会を開催し、育成保存を図るべきではないか。
答:伝統芸能の発表については、文化団体の発表の場である文化祭に参加いただくのが効果的であると考えます。
また、各種イベントなどで披露することでやりがいを感じるのではないかと思います。

▽防災対策について
問:町の中心部は木造の建物が多く、大地震の際、倒壊や火災など大きな被害が発生する恐れがあります。その対策は進んでいるのか。
答:建築物等の密接および防火対策に関する建築基準法による規制や補助制度を活用した耐震化の促進、空き家対策による適正な管理・活用を推進しています。また、防災に関する地域組織との連携を図るなど総合的に対策を進めています。

▽お城の移譲時期などについて
問:お城が町に移譲される時期、高齢者の方がお城を見学するため駐車場からお城まで容易に行けるようにすべきと思うが。
答:千葉県の改修工事にかかる期間が、設計で2年、改修工事に3年を要する見込みです。
また、徒歩での来館が困難な方は、現在もお城まで車で乗り入れることができます。

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