明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、大多喜町合併70周年という節目の年であり、合併70周年を冠した記念事業を開催いたしました。記念式典には、多くのご来賓や町民の方々にお集まりいただき、合併70周年を皆さまとともにお祝いすることができました。
第50回を迎えた大多喜お城まつりの前夜祭では、地域の皆さまのご協力により花手水や竹灯篭が飾られ、幻想的な光の中で各種イベントが行われ、クライマックスでは打ち上げ花火が夜空を彩りました。本祭では、タレントの渡辺正行さんと松村邦洋さんを招き、記念の年にふさわしい大変盛り上がったお祭りとなりました。両日とも大勢の皆さまの参加をいただきありがとうございました。
お城まつりが一つの縁となった姉妹都市「メキシコ合衆国クエルナバカ市」と更に友好を深めるために、合併70周年記念事業として大多喜町訪問団を結成し、姉妹都市を公式訪問しました。ウリオステギ市長の案内により歴史的文化遺産や自然公園などを視察し、クエルナバカ市とメキシコ合衆国の歴史や文化を学ぶとともに、日墨間の歴史的史実の伝承や今後の交流発展を確認し合いました。この歴史的史実を礎に、これからのインバウンド観光や異文化交流に取り組みます。
また、昨年は、町民アンケート調査や町民ワークショップ、各種団体との懇話会などを開催し、多くの町民の皆さまからまちづくりに関するご意見等をいただきありがとうございました。これらのご意見等をもとに、令和8年度からスタートする新たな総合計画の策定を推進します。
今年の主な事業としては、町の交流人口の増加や賑わいの場の創出を目指し、海洋センターにパンプトラック(起伏のある周回コース)を整備し、スポーツを通じた健康増進に取り組みます。
子育て支援については、こども家庭センターの設置により、全ての妊産婦、子育て世代、子どもを対象に切れ目のない一体的な相談支援が可能になりました。更に、町民同士で支え合うファミリーサポート事業を展開し、子育て支援のまちづくりを推進します。
農業振興については、被災した農地や農業用施設の災害復旧事業に引き続き取り組みます。また、遊休農地を活用した新たな特産物として、ローゼル、食香バラ、ウチワサボテン等の試作や普及に努めます。
水道事業については、将来にわたり安全で安心な水道水を持続的かつ安定的に供給するために、2市2町の水道事業が統合し、4月から新たに夷隅郡市広域市町村圏事務組合による水道事業がスタートします。
私は、令和4年1月に町長へ就任し3年が経過しようとしております。これからも「住んでよし、訪れてよしのまちづくり」の実現に向けて、全身全霊を注ぎ邁進してまいりますので、町民の皆さまには一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、町民の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>