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自治体の皆さまへ

希望を抱いて挑む、新しい明日へ

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千葉県大網白里市

市民の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、市制施行10周年という記念すべき年を市民の皆様とともに祝うべく、元旦祭をはじめ、記念式典の挙行、下水道記念マンホール作成、花火大会や白里海岸のライトアップ、「開運!なんでも鑑定団」の公開収録、また、4年ぶりに通常開催となった産業文化祭など、記念事業として数々の催しを行ってまいりました。これら一連の事業がすべて盛況のうちに完了できましたのも、皆様の温かいご理解とご協力の賜物であり、厚く御礼申し上げます。
この10周年記念事業と同様、本年もさまざまなイベントを開催して市民の皆様をお迎えするとともに、本市の魅力をさらに高め、「未来に向けて みんなでつくろう! 住みたい・住み続けたいまち」の実現を目標に、新たな10年へ向けて行政運営に注力してまいりたいと考えております。
さて、思い起こせば、昨年のこの時期は新型コロナウイルス第8波の到来により、国内各地、そして本市内においても多くの感染が確認されるなど、コロナ後の生活について先が見通し難い状況が続いておりました。その後、感染が収束に向かい、季節性インフルエンザと同等の5類に位置付けが引き下げられて以降は、感染状況に多少の波はあるものの、全体的には落ち着いてきている傾向にございます。いまだ完全収束には至っていないことから、引き続き十分な警戒が必要ではございますが、いま、あらためてここ数年のコロナ禍での生活を振り返って比較いたしますと、本市にもようやく賑わいと活気が戻ってきたように感じております。
その一方で、昨年から続いている物価高騰については、現在もなお、市民生活、地域経済など、さまざまな方面に多大な影響を及ぼしています。市では、市民の皆様の日々の生活を応援し、地域経済を活性化するため、これまでに「元気回復クーポン券」の発行をはじめ、各種給付金の支給、市営ガスの値引きなどの各種支援に取り組んできたところでございます。今後も、引き続き、経済及び物価の動向を注視するとともに、国・県とも歩調を合わせながら、市民の皆様が安心して日々の暮らしを送っていけるよう努めてまいります。
また、全国的に少子化が懸念されている中、市では、妊婦時から出産・子育てまで、身近な伴走型の相談支援体制の充実に努めるとともに、これまでに、妊娠届出後に5万円、出生届出後に5万円を交付する「出産・子育て応援交付金事業」の創設、「子ども医療費助成制度」の高校生までの拡大、不妊治療に関する助成の実施、国民健康保険における出産育児一時金の引き上げや、第3子以降の小中学校の学校給食無償化などの施策を展開してまいりました。次世代を担う子どもたちの育成と子育て支援に向け、次年度以降も引き続き各種施策を推進してまいります。
これと同時に、高齢者の方々にも生きがいをもって暮らしていただけるよう、現在、令和6年度から令和8年度までの3年間を計画期間とする「第9期大網白里市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」の策定を進めております。介護や医療の需要見込みなどを踏まえながら、介護予防、地域包括ケアシステムの推進、認知症との共生と予防対策などに重点を置きつつ、高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていけることを念頭に、計画づくりを進めてまいります。
このほかにも、本年は本市第6次総合計画における前期基本計画の4年目に当たります。実施計画に位置付けた各種施策を着実に推進していくためにも、引き続き全庁一丸となって歳入・歳出両面にわたる見直しを徹底するとともに、来る令和6年度の予算編成に当たっては、先ほど述べた「人口減少対策」のほかにも、「公共施設・インフラの老朽化・防災対策」「DXの推進」といった重要政策課題に重点を置き、市の将来を見据えた持続可能な財政運営を進めてまいります。
これからも大網白里市にお住まいのすべての皆様が、安全かつ安心して暮らすことのできる住みやすいまちづくりを目指し、本市の発展に尽くしてまいる所存でございますので、引き続き、市政に対して皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、令和6年が皆様にとりまして幸多き年となりますようお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。

大網白里市長 金坂昌典

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