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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだより

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千葉県大網白里市

■在宅介護支援センターから「終活について考えよう」
在宅介護支援センターの仕事のひとつに、元気なお一人暮らしの方の訪問があります。訪問した際に将来の話が出ることもあり、何人かの方に住まいや治療についての思いをお聞きしました。
「子どもがね、そろそろこっちで一緒に暮らそうって言うのよ。子どもに迷惑をかけたくないし、どうしたらいいかしら。」
「自分の足で歩けなくなったら施設に行こうと思っているの。」
「施設は自由が無いでしょう。集団生活は絶対に嫌だな。ぼけてわからなくなったら仕方ないけれど。」
「治らない病気だったらどうしたらいいかわからないから私には教えないで(告知しないで)ほしいわ。」
最後まで自分らしい生き方を。その先もできるだけ自分らしく希望に添ったエンディングを。そのためには、元気なうちに、将来を考えておくことが大切です。特に治療の方針については、急に決断を迫られた場合に家族が大いに悩むところです。家族はそのときに最善と判断した道を選びますが、それが「本人の望む最善だったのか?」と後々思い悩むことも少なくないようです。
どこで過ごしたいか、どこまでの治療を望むかなど将来について考え、思いを伝えておくと、家族が決断する時の助けになります。市では思いを伝えるための「エンディングノート」をご用意しています。気持ちが変わったら書き直しも自由。遺言のような拘束力はありませんが、家族が迷ったときに参考になります。
今、元気だからこそ「終活」を。やってみたいことを考え実行し、充実した日々を過ごすこと。将来を設計すること。すべて「終活」です。自分と家族にとって悔いの無い豊かな人生のために、「終活」について考えてみてはいかがでしょうか。
在宅介護支援センターでは、高齢者の皆さんが心身共に健やかに過ごせるようご相談に乗っています。ご自宅等に訪問することもできますのでお気軽にご相談ください。

問合せ:
・地域包括支援センター【電話】70-0439
・在宅介護支援センターおおあみ緑の里【電話】73-5146
・在宅介護支援センター杜の街【電話】70-1666

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