国民健康保険は、加入している方が病気やけがをした時などに備えて、皆さんで支え合う制度で、国民健康保険税や国・県・市などからの支出(補助)金などによって運営されています。また、職場の医療保険に加入している方や生活保護を受けている方などを除く、74歳までのすべての方が加入することになっています。
令和5年度の国民健康保険特別会計の決算状況は、円グラフのとおりです。
歳入:前年比1億4,177万円減(団塊の世代の方が後期高齢者医療制度へ移行していることに伴う、被保険者数の大幅な減少によるもの)
歳出:保険給付費が前年度比9,490万円減(被保険者数の大幅な減少によるもの)
○令和5年度 国民健康保険特別会計の決算状況
歳入総額:52億2,174万円
歳出総額:51億7,251万円
○今後の見通し
加入者の高齢化と医療技術の進歩などにより、1人当たりの保険給付費が増加することが見込まれますが、これは、国民健康保険特別会計の健全な運営に支障となる恐れがあります。
特定健康診査や短期人間ドックを受診するなど、自身の健康管理に努めるとともに、医療機関等にかかる際のジェネリック医薬品の利用やお薬手帳の活用など、保険給付費の抑制にご協力をお願いします。
・加入者一人当たりの保険給付費の推移
■ジェネリック医薬品を上手に利用しましょう
ジェネリック(後発)医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後、厚生労働省の承認を得て、別の会社が同じ成分、効能で作った薬です。薬の研究開発費がかからないことから、先発医薬品よりも割安の価格となります。
※利用には、処方箋が必要です。保険証と一緒に配布しているジェネリック医薬品希望シールやカードを活用し、医師や薬剤師にご相談ください。
■整骨院や接骨院での柔道整復師が行う施術
施術を受ける整骨院や接骨院で、国民健康保険が適用できるか事前に確認しましょう。医療費の適正化を図るため、施術を受けた対象の方に、負傷原因等の受診照会を行っています。受診日の記録や領収書などを保管し、照会があった場合はご自身で記入の上、回答にご協力ください。
問合せ:市民課国保班
【電話】70-0334
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