■保健師だより『睡眠時間、足りていますか?』
睡眠は、健康増進・維持に欠かせません。睡眠不足は、日中の眠気や疲労、心身の不調につながります。また、睡眠不足が慢性化すると、肥満、高血圧、糖尿病、心疾患等の発症リスクが上昇することが最新の研究で分かっています。
◆日本人の睡眠時間は短い
令和元年の厚生労働省による調査で、「睡眠時間が十分に確保できている方(6~9時間、60歳以上は6~8時間)」は54.5%であり、半分近くの方が睡眠時間を十分に確保できていないという結果になっています。65歳以下の成人で睡眠が6時間以下の方、65歳以上で寝床にいる時間が8時間以上の方は死亡リスクが大きくなるという研究結果が出ています。
◆健康づくりのための睡眠ガイド
○成人
・6時間以上を目安に睡眠時間の確保をしましょう。
・睡眠休養感を高めましょう。
○子ども
・小学生は9~12時間、中高校生は8~10時間を目安に睡眠時間を確保しましょう。
・朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり取り、日中は運動して、夜更かしの習慣化を避けましょう。
○高齢者
・寝床にいる時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保しましょう。
(厚生労働省令和6年2月公表「健康づくりのための睡眠ガイド2023」より)
◆寝室の環境づくりのポイント
(1)寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まない。
(2)就寝1~2時間前に入浴して体を温める。
(3)できるだけ静かな環境で寝る。
健康づくりのために、睡眠が果たす役割はとても大きいため、適切な睡眠時間と、「よく寝た、疲れがとれた」という睡眠休養感のある質の良い睡眠を確保してください。睡眠環境、食事、運動などの日常生活の習慣を見直すことが重要です。
■12月の健診・予防接種など
○健診等
○予防接種
※すべての健診と10か月乳児相談は個別通知をしています。上記事業は予約制ですので、必ずご連絡ください。
※健康相談・子育て相談は随時行っていますので、問い合わせください。
■高齢者のインフルエンザ予防接種
対象:本市に住民登録のある方で、接種日に次の要件を満たす方
(1)65歳以上の方(65歳の誕生日の前日から接種可)
(2)満60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害を有する方(障害者手帳1級程度)
※事前に健康増進課に問い合わせてください。
予診票について:令和5年度にインフルエンザ予防接種を受けていない66~74歳(昭和24年10月1日~昭和33年9月30日生まれ)を除く65歳以上のすべての方へ、9月末に送付済みです。予診票が送付されず、要件に当てはまる方は、市内の協力医療機関においてある予備用の予診票を利用いただくか、問い合わせください。
接種期間:12月31日(火)まで
※各医療機関に接種日を確認し、早めに受けましょう。
接種場所:
・市内協力医療機関
・千葉県内定期予防接種相互乗り入れ協力医療機関
※その他の医療機関で接種を希望される方は、必ず事前に健康増進課に相談してください。
接種料金:各医療機関が設定する接種料金から市の助成金1,500円を差し引いた額
持ち物:予診票、接種に必要な料金
その他:
・インフルエンザの予防接種は希望者が受けるもので、強制ではありません。
・認知症などで本人の意思確認ができない場合はこの対象となりません。
・令和6年9月1日以降に転入され対象となるが、予診票がお手元に無い方は、申し出てください。
・新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔の規定はありません。
■子どもの予防接種
対象者に個別通知しています。未接種の方は冬休み期間などの接種をご検討ください。
○二種混合
対象:小学6年生(11歳以上13歳未満)
○日本脳炎第2期
対象:小学4年生(9歳以上13歳未満)
○麻しん風しん
対象:年長児
※令和7年4月に小学校入学予定の年長児が公費負担で接種を受けることができるのは、令和7年3月31日(月)までです。
■献血
日時:
・保健文化センター…12月19日(木)10時~11時45分、13時~16時
・ショッピングセンターアミリィ…12月22日(日)10時~12時30分、13時45分~16時
※大網白里ライオンズクラブと共催。
持ち物:献血カード(持っている方)、献血カードが無い方は、運転免許証などの身分証明ができるもの
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