令和6年大網白里市議会 第1回定例会 市長事務方針(2)

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■子育て支援
策定を進めている「第3期子ども・子育て支援事業計画」は、令和5年に保護者へのアンケート調査を実施し、調査結果の集計・分析作業を進めています。今後は、教育・保育のニーズや課題等を整理し、策定作業を進めます。
また、妊娠・出産等、子育てに関する切れ目の無い支援を推進するため、不妊治療に対する助成や、妊娠届出後に5万円、出生届出後に5万円を交付する「出産・子育て応援交付金事業」に取り組んでいます。令和6年度からは、さらに、産後ケア事業の利用者を対象とした利用料の減免を実施するほか、3歳児健診の充実などを実施します。
そのほか、学童保育は、市の直営6施設を大網学童保育室と同様、指定管理者制度により運営を行うことが望ましいものと考えていることから、引き続き、課題を整理しながら必要な準備を進めます。

■認定こども園
「(仮称)しらさとこども園」は、施設面・設備面共に「認定こども園」の認可要件を満たしていることが確認されたことから、当初の方針どおり、令和7年の開園に向け準備を進めます。
統合後の運営が円滑にスタートできるよう引き続き取り組みます。

■社会福祉関係
策定を進めている「第3次障がい者計画」、「第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画」は、現在、パブリックコメントを実施しています。今後、意見等を反映し、障がい者計画等策定懇談会に諮った上で、最終的な策定作業に取り組みます。
また、物価高騰対策として、住民税均等割のみ課税世帯に対し、1世帯当たり10万円、低所得の子育て世帯に対し児童1人当たり5万円を支給する補正予算案を今議会に提出しました。議決後、すべての対象世帯に滞りなく給付金が支給できるよう周知を行います。

■高齢者福祉
第9期高齢者福祉計画・介護保険事業計画は、市介護保険運営協議会で、高齢者福祉施策や介護保険事業の充実などの計画案を取りまとめたところです。
今後は、地域包括ケアシステムのさらなる推進に重点を置いた「高齢者が地域で活躍できるまちづくり」、「介護が必要になっても安心して暮らせるまちづくり」を目指します。
また、成年後見制度利用促進基本計画も案がまとまりましたので、本制度に該当する方々の権利擁護に向け、施策を推進していきます。
このほか、「こすもす手帳」の内容を拡充した改訂版を作成し、3月以降高齢者の方々に順次配布していく予定です。

■環境対策
今後、市内4箇か所のリサイクル倉庫で食品トレイ以外の廃プラスチックも拠点回収ができるよう準備を進めます。
また、生ごみの減量化を推進するため、家庭用生ごみ処理機などの購入費用助成制度の周知に努めます。
空家対策は、空家の解消を目指し、令和5年末に「空家等の適切な管理に関する条例」を制定し、令和6年度は本条例に掲げる空家等対策協議会の意見を伺い、効果的かつ効率的な取り組みを進めます。

■農業関係
農業の持続的な成長を図るためにも、農業従事者の確保・新たな担い手の育成に向け、国や県の各種補助事業を効果的に活用し、安定した農業経営の支援に努めます。
また、野生鳥獣による農作物等への被害対策として、県および猟友会と連携して効果的な捕獲駆除を継続し、国の補助事業を活用しながら、有害鳥獣の捕獲や防護に必要な知識・技術に関する支援など、被害軽減に向けた活動に取り組みます。

■観光関係
令和6年度の観光事業は、白里海水浴場の開設準備を進め、「おおあみしらさとの花火」の開催に向けて「なつまつり実行委員会」と連携して事業を推進します。併せて、関連団体と足並みを揃えながら各種イベントの開催を企画したいと考えています。
各種メディアやSNSを活用し、効果的な情報発信に努め、市内外からの来遊客の増加を図ります。