令和6年市議会第2回定例会 市長事務報告概要(1)

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5月31日から6月21日まで、市議会第2回定例会が開催され、開会日に市長事務報告が行われました。
可決議案等の詳細は、市ホームページをご覧ください。

■財政関係
令和5年度会計は、決算を調製中ですが、物価高騰対策として実施した「元気回復クーポン券事業」や「給食費負担軽減対策」のほか、子育て世帯・低所得世帯・市内事業者への各種支援事業などにより、一般会計における決算規模は歳出ベースで169億円程度となる見込みです。
歳入面では、地方交付税をはじめとする一般財源が十分に確保できたことや、基幹財源である市税も前年度を上回る見通しであり、実質収支は8億円程度の黒字が見込まれています。
ふるさと納税は、前年度比1.5倍の8億7,000万円に達するなど、大きな成果が得られました。本年度も、ふるさと納税自動販売機の市内ゴルフ場への設置をはじめ、返礼品やポータルサイトの拡充、寄附者との継続的なつながりの構築など、引き続き、ふるさと納税による自主財源の確保に向けた取り組みを進めます。

■物価高騰により影響を受けている市民への支援
令和6年分の所得税および令和6年度分の個人住民税は、納税義務者および配偶者を含めた扶養親族1人につき、所得税から3万円、個人住民税所得割から1万円が定額減税されます。定額減税で引ききれない額がある場合の差額を調整給付する補正予算案を今議会に提出しました。
また、新たに住民税非課税となる世帯、新たに住民税均等割のみ課税となる世帯に対し、1世帯当たり10万円を支給し、さらに当該世帯のうち、18歳以下の児童を養育している世帯に対し、児童1人当たり5万円を支給する補正予算案を併せて今議会に提出しました。いずれも、補正予算可決後、早急に給付金が支給できるよう作業を進めるとともに、市広報紙やホームページで周知していきます。

■防災関係
5月16日に、災害初期に避難所を担当する市職員による避難所運営訓練を実施しました。災害発生直後から迅速な避難所の設置、避難者の受け付け・受け入れ方法など、災害発生後の円滑な避難所の開設に向けた対応の確認を行いました。
今後、6月30日に市内全域の土砂災害警戒区域内にお住まいの方々を対象とした土砂災害避難訓練、10月6日に増穂小学校を会場とした総合防災訓練、3月中旬に白里地区・福岡地区の一部を対象とした津波避難訓練を実施する予定です。
土砂災害避難訓練では、自主防災組織を対象とする避難所運営訓練を併せて実施し、本市の防災力のさらなる向上が図れるよう、自助・共助・公助が連携した実践的で効果的な訓練に努め、災害に強いまちづくりを進めます。

■子育て支援
出産直後の母子に対して心身のケアや育児のサポートなどを行い、産後も安心して子育てできる支援体制を確保するために産後ケア事業を実施しています。本年度は、利用者の負担軽減措置をすべての世帯に拡大し、子育て家庭に対し産後の負担軽減を図ります。
病児保育は、本年4月1日より小中地区の「あひる保育園」内で運営を開始しました。今後も、保護者が安心して子育てできる環境整備を進めていきます。
子育て交流センターは、開設当初から指定管理者制度で運営を行っており、今年度をもって指定期間が満了となります。この間、大きなトラブルも無く、サービスの質の向上と創意工夫による安定的な運営が行われていることから、指定管理者による運営を継続する予定です。
市直営の6つの学童保育室は、昨年度から指定管理者制度の導入に向けて検討を進めていましたが、施設の運営面や市の事務の効率化などを勘案し、子育て交流センターと学童保育室を一つにまとめた形で、公募したいと考えています。今後、プロポーザル方式により指定管理候補者を選定した上で、次回の定例会において、関連議案を提出できるよう準備を進めます。
引き続き、すべての妊婦・子育て世帯が安心して、出産・子育てができる環境の整備に取り組みます。

■少子化対策
不妊治療を受けられているご夫婦に、治療費の一部助成を昨年4月から開始し、これまで15組に対して助成を行いました。引き続き、本事業を推進し、不妊治療にかかる経済的な負担の軽減を図ります。

■高齢者福祉
3月6日にイオンライフ株式会社と「終活提携に関する協定」を締結しました。
今後、協定に基づき、エンディングノートの配布や市民向け講習会の開催など、安心して暮らし続けられる地域社会の実現に努めます。

■観光関係
海開き式を7月3日に実施し、6日から8月25日までの51日間の日程で海水浴場を開設する予定です。
期間中は、夏期観光安全対策本部を設置し、関係機関並びに諸団体と協力の上、来遊客の安全対策に取り組みます。
「おおあみしらさとの花火」は、7月27日に開催します。新たな取り組みとして、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを行っています。開催当日は、海岸ならではの水中スターマインをはじめ、多くの花火を打ち上げる予定です。
詳細がまとまり次第、各種メディアを活用し、情報発信します。