令和6年市議会第2回定例会 市長事務報告概要(2)

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■道の駅の整備検討
3月11日に第2回道の駅整備検討委員会を開催し、今後の検討の進め方やスケジュールが承認されました。
3月18日に商工会青年部を対象とした道の駅に関するワークショップを開催し、白里地区の課題解決についてグループ討議を行ったほか、4月に市民の皆様を対象としたワークショップを計4回開催し、白里地区の課題や強み、活性化の方法についてグループ討議を行いました。
5月29日に、第3回道の駅整備検討委員会を開催し、ワークショップでの意見や提案を踏まえ、道の駅のコンセプトや整備方針を審議しました。

■環境問題への取り組み
東金市外三市町清掃組合が進める「新ごみ処理施設整備事業」は、事業執行に係る課題を整理するため、一時中断していました。令和6年第1回東金市外三市町清掃組合議会臨時会で、新施設の建設および運営に係る補正予算が可決されたことを受け、本市を含む構成市町に対し、事業を再開していく旨の報告がありました。
ごみ処理施設は今後の市民生活に直結する案件であることから、市民の皆様が事業の進捗の状況を把握できる情報発信に努めるよう、清掃組合に求めていきます。
ゴミゼロ運動は6月2日に実施します。これに加え、地球温暖化対策として、ごみの減量化と3R活動の周知啓発の強化を積極的に推進しています。
本年度は、製品プラスチックの回収を試験的にスタートしました。このほかにも、生ごみの更なる減量化を図るため「生ごみたい肥化装置等設置費補助金」の補助限度額を、6月1日より増額することとしました。

■空家対策
「大網白里市空家等の適切な管理に関する条例」を本年4月に施行しました。
本条例に基づき「大網白里市空家等対策協議会」を5月13日に設置開催しました。
今後、協議会において「大網白里市空家等対策計画」の策定を進めます。

■大網駅周辺の排水対策
千葉県で二級河川小中川改修事業を進めており、市では、準用河川金谷川改修事業を進めています。昨年9月の台風13号の接近に伴う大雨による大網駅周辺の浸水被害を受け、内水対策の必要性も改めて認識したことから、今年度、国において新たに設けられた「内水被害等軽減対策計画」の令和7年度策定に向けて、千葉県と協議を進めることとしました。
今後、計画で示される内水対策事業の実施に向けた検討を行い、大網駅周辺の排水対策に取り組みます。
また、昨年9月の大雨により浸水が発生した主要な幹線排水路等の浚渫および掘削を行うための補正予算案を今議会に提出しました。

■大網駅東土地区画整理事業
既に基盤整備を完了していますが、残る1名の権利者との損失補償協議が成立する見込みが立たないことから、土地区画整理法に基づき、千葉県収用委員会へ裁決申請を行いました。
今後、収用委員会において審理や調査が行われ、損失補償金額が決定されます。引き続き、事業完了に向け適切に対応します。

■学校教育
近年の児童生徒数の減少や、学校施設の老朽化という課題に対応するため、昨年7月に「大網白里市学校のあり方検討審議会」を設置して以降、4度の審議会を経て、4月4日に答申が出されました。
今後、この答申に基づいて、「(仮称)大網白里市立小・中学校再編基本計画」の策定に着手します。

■大網白里市デジタル博物館
本市のデジタル博物館が「登録博物館」に認定されました。
常設の展示施設を持たない、インターネットを中心に資料を公開している博物館として、全国初の事例です。
昨年4月に博物館法が70年ぶりに改正され、展示施設を持たなくとも博物館法による登録が可能となりました。本市の取り組みと、改正された博物館法の趣旨とが合致したことから、千葉県に申請し、3月29日付けで認定されました。