市民の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、市政に対しまして、日頃より温かいご支援とご協力を賜っておりますことに、深く感謝を申し上げます。
本年は、本市の第6次総合計画における前期基本計画の最終年度として、各種施策の総括が求められる中、次年度の予算編成では、歳入・歳出の見直しを徹底し、重要な施策課題である「公共施設・インフラの老朽化・防災対策」「DXの推進」「人口減少対策」に重点を置くとともに、財政健全化に向けた取り組みの見直しを図るなど、持続可能な財政運営に努めてまいります。
また、市民の皆様の利便性向上のため、昨年に引き続き、マイナンバーカードを用いた各種証明書のコンビニ交付や、生活支援を必要としている方々にも近所や自宅で安心して買い物していただける移動販売事業の普及などに取り組み、誰もが住み慣れた地域で快適に暮らし続けられるまちの実現に尽力してまいります。
これと同時に、市の防災減災対策の強化を図り、市民の皆様の安全安心な生活を守るため、「津波避難施設整備計画」に基づき、新たに設置する津波避難タワーの完成に向け、津波避難施設整備事業を前進させてまいります。
さらに、質の高い教育・保育を提供するため、白里幼稚園と白里保育所を統合した「しらさとこども園」の本年4月からの開園に向け準備を進めるとともに、市内各学校の今後の望ましい方向性についての具体的な計画として「大網白里市立小中学校再編計画」の策定に着手しているところであり、今後も市で育つ子どもたちが健やかに成長できるよう、事業を継続してまいります。
このほか、市民の皆様の健康維持のため、大網病院に一般内科や外科をはじめとした多岐にわたる分野の知識を持つ医師による、幅広い疾患の診断および治療が可能な総合診療科を開設したところですが、引き続き、市民病院としての役割や機能を果たし、地域における医療サービスの充実を推進してまいります。
これからも、本市の将来像である「未来に向けて みんなでつくろう!住みたい・住み続けたいまち」を目指し、市民の皆様とともに、魅力あふれるまちづくりに邁進してまいりますので、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、迎えた新しい年が皆様にとりまして素晴しい年となりますことを心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
大網白里市長 金坂昌典
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