毎年10月に行われる飯野神社の祭礼では、山王竜神の舞保存会の皆さんによる「竜神の舞」が披露されます。
地域の発展と五穀豊穣を竜に託し、保存会の男衆が大きな竜頭と長い胴を上下に操りながら、金色の玉を追いかけるようにして舞います。
「竜神の舞」は同祭礼の見どころの一つであり、これを楽しみに市内外から多くの見物客が訪れています。
起源は不詳ですが、江戸時代に日照り続きで飯野陣屋のお濠の水が涸れ、村人が雨乞いで舞ったところ、恵みの雨が降って豊作になったと伝えられています。
過去には東京湾アクアラインの開通式、館山自動車道の開通式といった大きな式典や祝賀会で披露するなど、現在まで幅広く活動しています。
保存会の萱野 知さんは「昨年、地域の協力もあり、4年ぶりに竜神の舞を多くの人の前で披露することができました。今年は辰年ということで、舞で表現される昇る竜のように、地域全体の発展に繋がる1年にな昨年10月の飯野神社祭礼で披露された「山王竜神の舞」ればと思います。」と話してくれました。
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