◆日本文化の伝統を世界へ広げるために
・伎音戯 律与(わざおぎ りつよ)さん(下飯野)
下飯野に在住する伎音戯 律与さんは伎音戯座(WAZAOGI-ZA)の日本舞踊家・振付師として、数多くの舞台公演で活躍されています。伎音戯さんが日本舞踊を始めたきっかけは、幼少期に体が弱く治癒のために、3歳のときに日本舞踊の稽古に通い始めました。
その後、さまざまな舞台で経験を積み、平成18年に財団法人日本創作舞踊振興会 日本舞踊若手選抜メンバーに選ばれ、国立劇場で行われた『創作への誘い』の演目「桜襲夢吹雪」に出演しました。この公演で出会った音羽菊公師に師事し、平成25年に音羽先生から伎音戯流名取 伎音戯 律与を許されました。また、平成29年には千葉県友好使節団に推薦され、千葉県の姉妹県州であるアメリカのウィスコンシン州に派遣され、各地で公演を行いました。
『わざ』 は心の中の見えないものを形にすること、『おぎ』は人・そのものを意味するそうです。名前の『律与』は地元の富津の津からとって、サンズイを行人偏に替え、全体の響きから『与』を付けたそうです。
近年は、韓国や台湾で公演、交流イベントを行っているほか、 昨年、アメリカのカンザス州で行った舞台公演が大盛況を収め、アメリカのテレビで取り上げられるなど、日本の伝統文化を世界に広めています。
伎音戯さんは「日本の伝統的な文化をどなた様にも面白いと感じていただけますよう努めてまいります。」と話してくれました。
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