◆鋸山の魅力を広め、地域活性化を図るため、地域の皆さんが関わっています!
日本遺産制度は、地域の自立・自走という考え方が軸と設定されており、初期段階で自立・自走できる体制を構築し、その後、地域の事業者などが日本遺産ストーリー・資源を活用して地域活性化を図ることを目的としています。
候補地域認定後、鋸山の魅力を広めるために、さまざまな分野の地域の皆さんが関わっています。
・星野 宏子さん
(鋸山復興プロジェクトリーダー)
平成23年に富津市へ移住し、金谷の観光施設で広報を担当している経験から、地域の小・中学生に、鋸山や地元へ愛着を持っていただきたく、出前授業「鋸山の教室」で石切産業の歴史、鋸山の魅力などを解説し、鋸山の普及啓発に努めています。
また、鋸山復興プロジェクトのリーダーとして、鋸山登山道の整備活動に取り組んでいます。同団体は、令和元年の台風15号の影響で、鋸山の全ての登山道が入山できなくなったため、鋸山を復活させようと立ち上がったボランティア組織であり、当時、クラウドファンディングを立ち上げ、多くの皆さんのご協力のもと、被災からわずか5カ月で登山道を復旧させました。
活動の合言葉は「鋸山が大好き!」現在は、100名を超える会員が、楽しく安全にをモットーに継続した山の整備活動を行っています。
・寺元 敏光さん
(東京湾フェリー株式会社常務取締役)
鋸山の全景は、海からの眺望がおすすめです。金谷側からは圧倒的な迫力の鋸山、鋸南側からは優しい鋸山が一望できます。また、富津市と鋸南町の境となる明鐘岬沖から見る尖った鋸山は知る人ぞ知る絶景です。なぜ尖った山になったのか?それは金谷側と鋸南側の両方から山の稜線を残しつつ、石を切り出したことが要因です。
東京湾フェリーでは、これら全ての角度からの鋸山を見ていただきたく、令和4年から定期的に鋸山の特別クルーズを運航し、鋸山の魅力を伝えるとともに、日本遺産認定を応援しています。
・佐生 かおりさん
(ウィーガイド鋸山代表理事)
鋸山の南側で生まれ育ち、日本寺は「我が家の裏庭」という感覚で10歳まで過ごしました。鋸山には知れば知るほど深い魅力が詰まっています。この魅力を多くの方に知っていただきたく、英会話スクールの経営や全国通訳案内士としての経験をふまえ、令和3年から鋸山の有償ガイドを育成し、令和6年に一般社団法人鋸山ガイドセンター(通称:ウィーガイド鋸山)を立ち上げました。
今後も地元の方々の活躍の場を創造すると同時に、誇るべき自分の故郷を日本全国のみならず海外のお客様にも広く紹介していきたいと思います。
・荒垣 由以子さん
(LocalLife and Culture 合同会社代表)
館山で旅行業およびマーケティング支援をしており、自社のインバウンドを中心としたお客様を鋸山にお連れする機会があったことから、令和4年に有償ガイド育成事業に参加し、昨年から発足した一般社団法人鋸山ガイドセンター(通称:ウィーガイド鋸山)の認定ガイドとして活動しています。また、鋸山日本遺産候補地域活用推進協議会と協力して、日本遺産認定に向けたストーリー構築やブランディング提案などにも積極的に携わらせていただいています。
これからも国内外に鋸山の持つ魅力と価値を伝え、地域の素晴らしい観光資源として守り続けていきたいです。
・藤井 元超さん
(日本寺住職)
これまで、鋸山日本遺産候補地域活用推進協議会が実施した来訪者向けニーズ調査などに協力してきました。近年、鋸山には日本人だけでなく、さまざまな国からの観光客が訪れるようになりました。地獄のぞきや大仏さま、千五百羅漢といった歴史・文化資源に関心を持たれる方も多く、御朱印を求める方も増えています。
また、令和7年は鋸山に日本寺が開創されて1,300年の節目の年になります。これに向け数年かけて日本寺境内の整備を進めてきました。6月には仏舎利塔(三重の塔)が落慶する予定であり、日本寺の新たな魅力となることを期待しています。
問い合わせ:生涯学習課
【電話】0439-80-1342
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