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自治体の皆さまへ

年頭所感

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千葉県富里市

■富里市長 五十嵐博文

明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、令和6年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年8月の市長選挙では、市民の皆様の温かい御支援を賜りまして、引き続き富里市政を担わせていただき、その職務と責任の重さに身の引き締まる思いであります。これまで、歳入改革による持続可能なまちづくりを目指して実施した取組が一つひとつ実を結び始め、富里の新たなまちづくりを展開しています。2期目の市政につきましては、歳入改革を継続するとともに、市制20周年を契機に希望と活力がある元気なまちに発展するよう行った「とみさと元気なまち宣言」のもと、健康・福祉・教育分野等を重点に力を注いでまいります。

本年は、歳入確保につながる取組を一層強化するため、地域未来投資促進法・県条例・地区計画制度などの状況に適した制度を活用しながら、積極的な企業誘致の展開を継続してまいります。

一方で、これからの富里を担う若い世代が、結婚から子育てまでの各ステージにおける希望を実現できるよう、具体的な支援策を検討していくため、昨年、庁内に「結婚から子育てまでの重点支援プロジェクト」を立ち上げております。
市民の皆様が将来にわたって展望を描ける環境を整えるため、結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援を拡充することで、改めて住んで良かったと思っていただける富里を目指してまいります。

具体的には、保育士を確保するため、民間保育施設で働く保育士等の給与に市独自の補助金を上乗せすることで、保育士の雇用環境の充実に努めます。

また、市独自の新たな子育て支援事業として、小学校・中学校に入学を控える子育て世帯に「とみさと入学お祝い金」の支給を開始し、子どもたちの健康で豊かな成長を応援します。
今後も、小・中学生の段階的な給食費無償化や、保育料第2子の無償化などの早期実現を図ることで、子育て世帯の経済的負担の軽減につなげてまいります。さらには、本市は近隣市町と比較すると、高齢者施設が少ない現状があり、入所の待機や市外での入所といったように、利用者にとっては大変御苦労が重なっていることからも、高齢者施設の積極的な誘致を行うなど、子どもから高齢者まで、全てのニーズに合わせた支援を拡充してまいります。
また、近年、平均気温の上昇や局地的な豪雨災害など、世界的にも地球温暖化が進んでおり、温室効果ガスの削減に向けて、脱炭素社会への取組が急務となっております。
国の2050年の脱炭素社会の実現を見据え、二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロ・カーボンシティ」の実現を目指すとともに、防災面においても平常時にも役立てるフェーズフリーなまちづくりを推進し、さらには行政のデジタル・トランスフォーメーションやSDGsなど時代の変化を捉えた持続可能な強い行政をつくってまいります。

今年の干支は「甲辰(きのえたつ)」で、「成功という芽が成長していき、形を整えていく縁起の良い年」とも言われています。
本市につきましても、総合計画に掲げるまちづくりの将来像「心ひとつに未来に向かって飛び立つ躍動のとみさと」の実現に向け、今まで着手してきた事業の効果を生み出すことはもとより、未来につながる取組に挑戦してまいりますので、皆様の一層の御理解・御協力をお願いいたします。

結びに、本年が全ての市民の皆様にとりまして、実り多き素晴らしい一年となりますよう心から祈念申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。

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