湯気のあがる白飯を飯台(寿司桶)に盛り、寿司酢を加え「酢が逃げないように」と外から内へとかき混ぜて、太巻き寿司1本分の分量に分けます。卵焼きは、卵焼き器上の卵液の固まり具合をみて、菜箸一本で素早く裏返えしに、長くてきしめんのような外見の干瓢は、大鍋で煮て海苔のサイズに切り揃えます。翌日、蓮沼交流センター調理室で開催の「太巻き寿司教室」に向け、※アグリさんむ(蓮沼)は技術の確認などを行います。今回の絵柄は「蝶」と「トンボ」で具材の仕込みが終わると、日本独自の調理器具「巻きす」の上に卵焼きをおき、酢飯を海苔の左右端までしっかり敷いて干瓢(かんぴょう)・山ごぼうの具材を包み、巻いていきます。数粒の酢飯と数ミリの具材の長さや高さで出来栄えが異なるという太巻き寿司の魅力は「自分で巻いたお寿司を切る瞬間に見る絵柄」という皆さん。巻いたお寿司を切り分けると美しい絵柄が現れます。太巻き寿司の華やかな外観の裏側には、時間をかけて準備する繊細な作業と技術の研鑽(けんさん)がありました。
※太巻き寿司など地域農産物の利用活動に取り組むアグリさんむ(成東・蓮沼・松尾)では、随時会員募集中です。
問合せ:農政課
【電話】0475-80-1211
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