日時:1月11日(土)午前7時~
場所:金田漁業協同組合 下海岸・水神宮前
毎年1月7日頃の未明に、金田・中島区の若者たちが厳寒の海中に梵天を立てる行事です。
海岸では、行人たちが般若心経を唱え、五穀豊穣・浜大漁などを祈祷します。この年に初めて若者の仲間入りをした男子が中心となる一種の成人儀礼です。
梵天立ての歴史は、江戸時代の元禄年間にふりかかった災難を、出羽三山(でわさんざん)行人の祈祷によるご利益で解決できたことに始まると言い伝えられています。今でも出羽三山信仰が強く残る千葉県内にあって、その具体的な姿を残す民俗行事です。
晒木綿(さらしもめん)の褌(ふんどし)・鉢巻(はちまき)・襷(たすき)を身にまとった若者たちの儀式の瞬間に立ち会うことができます。
国記録選択文化財:民俗文化財(無形民俗文化財)
選択年月日:平成4年2月25日
所在地:木更津市中島
保存団体等:中島区文化財保存会ほか
問合せ:文化課
ホームページ番号:2684
【電話】0438-23-5314【FAX】0438-25-3991
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