■「東金産オリーブ」
市は新たな特産品の開発と耕作放棄地の解消を目指し、平成26年からオリーブの産地化に取り組んでいます。初めは、約300本の苗木の試験栽培から始まりました。
その後、台風による倒木の被害やオリーブアナアキゾウムシによる食害などの苦難もありましたが、市内の農業者、東金市オリーブ組合、城西国際大学などの協力もあり、オリーブの輪が広がりました。現在では、約2,000本ものオリーブが栽培されています。
◇オリーブの実収穫体験
城西国際大学の学生が道の駅みのりの郷東金や市内農場でオリーブの実の収穫を体験しました。
収穫した実は、搾油し、オリーブオイルとして道の駅みのりの郷東金で販売する予定です。
◇オリーブの木を害虫から守る薬剤を開発・特許取得
オリーブの生育を阻む大きな要因は、オリーブアナアキゾウムシという日本固有の昆虫による食害でした。城西国際大学薬学部の光本教授と山崎准教授は、研究を進め、環境にやさしい数種類の天然物に、この虫に対する忌避効果があることを突き止めました。
本薬剤の実用化により、東金市でのオリーブ栽培の大きな進展が期待されます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>