東千葉メディカルセンターについては、平成28年度に予定していたフルオープンを延期したことや、救急医療をはじめとする、採算面で厳しい政策医療の分野の医療を提供していることなどから、平成26年4月の開院以降、厳しい経営を強いられています。そのような中ですが、引き続き新型コロナウイルスなどの感染症対策として、専用病棟の設置など院内体制を整備するとともに、令和5年6月から耳鼻咽喉科に常勤医師が在籍し、耳鼻咽喉科疾患全般の外来診療や入院診療、手術に対応できるよう診療体制の充実を行いました。今後も、感染症の影響など、想定しきれないこともありますが、地域の中核病院としての役割を担っていきます。
◇入院・外来延べ患者数などの状況(令和5年度)
◇財務状況(令和5年度)
◇財務状況(令和5年度月別)
■信頼回復に向けた取り組みについて
東千葉メディカルセンターを運営する地方独立行政法人東金九十九里地域医療センターでは、令和2年10月に、不適切な業務運営が明らかとなり、その後の第三者委員会による調査において、規程外給与の支給や規程に基づかない随意契約などが事実認定されました。こうした不祥事について深い反省の上に立ち、理事長を中心に業務改善と再発防止に取り組んでいます。
こういった改革により、病院サービスの向上や経常収支の改善につなげて地域の皆様とともに歩んでいきたいと考えています。
(1)経営体制の強化
令和4年5月に、副センター長を2名から4名に増やし、病院運営と業務の相互チェック機能を強化しました。また、これまで理事長が兼務していたセンター長職について、令和5年4月に、専任のセンター長が就任し、権限と責任の分担を行いました。
(2)組織・人員体制の強化
業務改善のために、令和3年4月に内部統制推進課、令和4年4月に管財課を新設しました。また、設立団体である東金市と九十九里町からの派遣職員を増員し、事務部各課の取り組みを強化しています。
(3)事務部各課の取り組み(下図参照)
設立団体である東金市と九十九里町も、法人の認可者である千葉県とともに、引き続き業務改善の状況をチェックし、助言や指導を行っていきます。
◇事務部各課の取り組み
問合せ:
・この記事について…医療センター推進課【電話】50-1253
・診療について=東千葉メディカルセンター【電話】50-1199
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