■古くから伝わる短歌の文化 自己表現の楽しさと難しさを感じて
東金短歌会 代表 上木(うえき)名慧子(めゑこ)さん
Q.短歌に興味を持ったのはいつですか?
小学生のころです。祖母から百人一首をもらったことがきっかけです。その魅力に刺激を受け、小学6年生の時には、本屋さんで万葉集を購入し読んでいましたね。自分で歌を詠みたいと思ったのは、主人と出会い、重度の障がい児の長男を生んでからです。忙しい日々の中で短歌は生きがい、心の糧となりました。また、四季の移り変わりも心にとめて短歌を詠みたいと思うようになりました。
Q.どうやって短歌を学んでいますか?
基本的に独学です。橄欖(かんらん)という短歌結社に加入しています。他の短歌結社の方とお話ししたり、明治神宮献詠(けんえい)会にお題に合わせた短歌を提出したりして、講評をいただき勉強しています。県歌人クラブや日本歌人クラブにも所属しています。
Q.東金短歌会について教えてください
12人の会員で短歌について楽しく勉強しています。基本的には会員が詠んだ短歌について自由に意見や感想を出し合っています。たまに近隣の大会に参加をすることもあるんですよ。最近では、合同歌集「朱鷺ヶ嶺(ときがみね)の詩(うた)」の第4号を制作しました。会員は短歌結社に加入している方から初心者まで幅広く、短歌に対する向き合い方もそれぞれ。個人で新聞社に投稿したり、他の短歌大会にチャレンジしている人もいます。
Q.今後、短歌会でやりたいことはありますか?
以前、東金桜まつりの時期に開いていた「花の東金短歌大会」を復活させたいですね。会員の高齢化も進んできて、なかなか大きなイベントを行うのが難しいので、周りの方の力をお借りして開催できると嬉しいです。
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