■お正月に多い 高齢者のお餅による窒息事故に注意
お正月といえば、何をイメージしますか。お餅をイメージする方も多いのではないでしょうか。
しかし残念なことに、お餅による窒息事故は毎年起きています。
消費者庁がお餅の窒息事故を調べたところ、「高齢者に多い」「1月に集中している」「特に正月三が日に多発している」ことが分かりました。
今回は、お餅による窒息の危険性や予防についてお伝えします。
◇窒息の要因
(1)歯の機能が衰え、噛む力も弱くなる
(2)唾液の量が少なくなる
(3)飲み込む力が弱くなる
(4)咳などで押し返す力が弱くなる
◇お餅を食べる時のポイント
・小さく切り、食べやすい大きさにする
・一度に口に入れる量は、無理なく食べられるくらいにする
・食べる前にお茶や汁物などで喉を潤す
・ゆっくりとよく噛んでから飲み込む
・周りの人は食事の様子に注意を払い、見守る
◇もしも詰まったら
・咳ができる場合=できるだけ強い咳を促し、自力排出を試みる
・咳が出ない場合=周囲に大声で助けを求め、119通報とAED搬送を依頼する
◇応急手当の方法
・手のひらの付け根部分で、左右の肩甲骨の中間あたりを、数回以上強く叩く
◇食べ過ぎには気をつけて
皆さんはお餅を何個食べますか。また、大きさはどのくらいでしょうか。
参考までに、市販の切り餅の大きさは、大体6.5cm×4cm×1.5cm、50gです。2個食べると、ご飯1膳(150g)とほぼ同じカロリーです。食べ過ぎに気をつけて、適度に運動を行いましょう。
問合せ:高齢者支援課
【電話】50-1165
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