■誰かに勇気を与えられる選手になりたい
2024 アジアトライアスロンパラ選手権 第2位
城西国際大学 安藤(あんどう)匠海(たくみ)さん
Q.トライアスロンの魅力は?
トライアスロンは、スイム(泳ぐ)、バイク(自転車)、ラン(走る)の3種目で1つの競技です。大変なイメージが強いですが、実はどんな人でも楽しめるスポーツなんです。日常的な動きが多いので、短いレースなら誰でも完走することが可能です。完走できれば、みんな優勝です!
私自身は大会で「勝つ」ために練習を重ねています。自然豊かな場所での大会では、自然との一体感を味わえる一方、気象条件を含む環境の変化に対応する難しさがあります。ですが、そこを楽しみ、挑戦できるのも競技の魅力です。
Q.トライアスロンを始めたきっかけを教えてください
小学生から高校生までやっていたサッカーを引退した後、次に熱中できるスポーツを探していました。
そんな時東京2020パラリンピックを観て、障がいがある中で挑戦する選手に勇気をもらい、パラスポーツ体験会に参加しました。体験した中
で、トライアスロンが自分の中で一番しっくりきたので、やってみようと思いました。
Q.競技をするうえで大変なことは?
時間と資金の確保ですね。トライアスロンは、3種目で1つの競技なので、全部の種目を練習すると時間も3倍かかります。大学の授業や海外遠征の資金を貯めるためのアルバイトなど、練習との両立を頑張っています。他の選手に負けないように練習時間を作りながら、日々の生活や体のメンテナンスなどバランスを取るのが大変ですね。
Q.将来の夢や目標は?
次の目標は、ロサンゼルス2028パラリンピックに出場することです。また、見ている人に勇気を与えられる選手になりたいです。障がいのある子たちは、自分に自信のない子がたくさんいます。私の競技する姿を見て、障がいを持っていても、「自分も何だってチャレンジできるんだ」と自信をつけてもらえるような存在になりたいです。そして、日本を背負うアスリートとしてさらに成長し、世界で活躍できる選手になりたいです。
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