昨年は長く苦しんだ新型コロナ感染症の位置づけが2類相当から5類に変更される中、感染症への対策をしながら大規模なイベントが市内で数多く開催され、それぞれ多くの人出で賑わいました。また、各イベントに『祝松戸市制施行80周年』を掲げていただきありがとうございます。
そして、子育て施策では「共働き子育てしやすい街ランキング2023」(日本経済新聞社と日経xwoman(クロスウーマン)の共同調査)において、松戸市が3回目の全国1位となりました。こういった評価や受賞は、幼稚園、保育園、放課後児童クラブ、親子の遊び場、NPO、ボランティアなど子育て支援にかかわる全ての方々の長年の努力のおかげであり、改めて感謝申し上げます。
昨今のインフレに対する市としての緊急対策には限界があるのですが、市立小中学校・保育所・幼稚園等の子どもの給食費を1月から3月まで無償化、さらには放課後児童クラブのおやつ代等食料費高騰への支援、経済的困窮を理由に学びをあきらめないように低所得世帯の高校3年生に大学受験料の補助などを実施します。
本市は令和4年5月にSDGs未来都市に選定され、全世界の課題SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて今年も皆さんとさまざまな取り組みを進めているところです。特に脱炭素社会の実現に向けては、市民参加の『松戸市環境未来会議』の開催を始め、リサイクルの推進、省エネ、環境保全等に取り組み環境配慮型の街づくりを推進していきます。脱炭素社会の実現の主体は市民一人一人です。普段の生活からできることに皆で取り組んでいきましょう。
今年も本市を取巻く環境には厳しいものがあると思います。しかし、市民の皆さんと一緒に、『地域がつながる社会』、『将来につながる夢のある街づくり』を進めていきたいと思います。今年も宜しくお願いいたします。
松戸市長 本郷谷健次
<この記事についてアンケートにご協力ください。>