栄町長 橋本浩
明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、お健やかに良き新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、日頃より町政に対しまして、温かいご支援とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。
さて、昨年は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が見直されたことにより、3年余にわたってさまざまな制限をされてきた社会の活動が、コロナ禍前の日常生活へと町全体で徐々に戻ってきたことを実感した一年となりました。
町政における昨年の取り組みを振り返りますと、まず、2月に開催された3年ぶりの「リバーサイドさかえドラムマラソン」を皮切りに、ドラムの里「桜ウイーク」や「ゆかた祭り」をはじめ、10月に4年ぶりに開催された「SAKAEリバーサイドフェスティバル」では、延べ約3万人の観客が訪れるなど、地域の活気が戻るイベントなどが本格的に復活しました。
また、安食小学校と布鎌小学校では、それぞれ創立150周年記念式典のほか、「学校」「家庭」「地域」が一つになり、児童たちが健やかに成長していくことを願って各種の記念事業が行われました。
これらの行事を通して、人と人とのつながりの大切さを改めて再認識したところです。
また、栄町第5次総合計画後期基本計画がスタートし、子どもから高齢者まで全ての町民が、将来に向かって健康で安心して暮らすことのできる「町民が希望をもてるまち」をつくりあげていくため、これまで取り組んできたプロジェクトに加え、「災害に強いまちづくり」「時代のニーズに対応したまちづくり」を新たに重点プロジェクトとして掲げ、横断的に施策を展開していくこととしました。
その他、物価高騰による影響を受けやすい低所得世帯や高齢者、子育て世帯への経済的サポートや学校給食費の負担軽減のほか、町内事業者などに電力等高騰に対する経営の安定化を図るための支援など、社会的課題に対処するための取り組みを行いました。
本年においても、町民の幸福感と満足度を高めるため、各種施策を幅広く積極的に推進してまいります。
まず、念願であった県道鎌ケ谷本埜線バイパスが開通します。これにより、北総線印旛日医大駅方面への通勤・通学の利便性が格段に高まるとともに、沿線地域の土地利用活性化に向けた取り組みをしっかりと進めてまいります。
また、千葉県誕生150周年記念事業として町全体で伝統ある歴史を振り返り、続いていく100年後の未来に思いを馳せる~百年後芸術祭~を、6月1日にドラムの里や房総のむらエリアにおいて、龍伝説の短編ミュージカルとドローンによる光の演出、地元産品を使用した食のフェスタなどのイベントを実施する予定です。
さらに、産業振興の拠点とすべく、ドラムの里のリニューアルオープンを令和7年を目途に、施設面・運営面の両方から活性化を進めてまいります。
本年は辰年であり、まさに「龍のまちさかえ」が、“竜の水を得る如し”のように大きく飛躍する一年となるよう努めてまいります。
結びに、皆様にとりまして健やかで素晴らしい年になりますよう心からお祈り申し上げ新年のご挨拶といたします。
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