開室時間:9時から17時まで
雨に濡れる紫陽花が美しい季節になりました。梅雨の“おうち時間”、読書を楽しむのはいかがでしょうか?図書室では雨の日にこそ読みたくなる「雨」のシーンが印象的な本を集めてみました。雨音の調べと共にしっとりした時間をお過ごしください。
■今月の新刊
▽spring
恩田陸/著 筑摩書房
無二の舞踊家にして振付家・萬春。少年は8歳でバレエに出会い15歳で海を渡った。同時代に巡り合う、踊る者、作る者、見る者、奏でる者…。それぞれの情熱がぶつかりあい交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
▽正しき地図の裏側より
逢崎遊/著 集英社
定時制高校に通いながら無職の父に代わり働く耕一郎。彼は苦労して貯めた8万円が無くなっていたことに気づき父に問い質す。すると父は金を使ったことを悪びれもせずに認めた上予想を超える衝撃の言葉を言い放った…。
▽二人目の私が夜歩く
辻堂ゆめ/著 中央公論新社
昼と夜で、ひとつの身体をふたりで共有する茜と咲子。姉妹のような、親友のような関係を築いていたが、「昼」の終わりによって予想だにしない「夜」の真実が顔をのぞかせはじめる。彼女たちが「最期」に見たものとは…。
※蔵書点検のため、7月5日(金)から7月7日(日)は休室となります。
問合せ:ふれプラ図書室
【電話】33-3385
<この記事についてアンケートにご協力ください。>