■相談日時
9日(火)・16日(火)・23日(火)(9時30分~12時/13時~15時30分)
■栄町消費生活相談員からのワンポイントアドバイス
▽健康食品とどう向き合う?
健康食品という言葉から「摂取すれば健康になれる」「病気の治療ができる」と思われるかもしれませんが、それは間違いです。健康食品と称する製品は多種多様です。また、だれが、どのような製品をどのような目的で利用するかによって、有益にも有害にもなります。
▽多種多様な健康食品と保健機能食品
健康食品はその機能表示の可否から、「特定保健用食品(通称トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」「その他(サプリメント、栄養補助食品、健康補助食品、自然食品など)」に分けられます。
そのうち、特定保健用食品(トクホマークあり)は製品全体としての有効性と安全性を国が客観的に審査しています。一方、機能性表示食品は主に一つの成分に関する有効性と安全性を事業者が文献等を参照し、事業者の責任で評価しています。栄養機能食品及び機能性表示食品の表示内容は一つの成分に関する情報であり複数の原材料からできている製品全体の有効性や安全性を示しているとは言えません。この点がトクホとの大きな違いです。
今年製品回収があった「紅麹サプリ」は「機能性表示食品」でした。
▽経済被害や健康被害を受けないための留意点
健康食品の広告は有効性のみが強調され魅力的ですが、それらをうのみにすると経済被害や健康被害を受ける場合があります。「高額な製品ほど効果が期待できる」という根拠はありません。また、医薬品と誤認してはいけません。基礎疾患のある人が健康食品を併用する場合は医師や薬剤師に必ず伝えましょう。特定の成分の過剰摂取に留意しましょう。
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