今年は、うるう年(閏年)です。現在、日本をはじめ世界の多くの国で使われている「グレゴリオ暦」は、地球の公転周期をもとに作られた「太陽暦」で、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世が制定しました。
実は、地球は365.242189日で太陽の周りを一周しています。この余り分(約5時間48分45秒)を放置すると、約4年で1日のずれが生じます。しかし、4年ごとに1日増やすと今度は「増やしすぎ」になってしまうため、100年に1回程度調整を行います。この「グレゴリオ暦」は、それまでローマで使われていた「ユリウス暦」に比べて格段に精度が高く、現在もそのまま使うことができます。当時のヨーロッパの英知を集めて作られた暦なのです。
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