自分も相手も大切にできる社会について考えるための『みんなで人権を考える集いinしろい』が、2月3日(土)に文化会館なし坊ホールで開催されました。このイベントの目玉となる講演会では、ダウンタウン浜田雅功さんやハリセンボン近藤春奈さん、ホイットニー・ヒューストンさんなどのものまねで知られるものまね芸人のハリウリサさんが講師を務め、トランスジェンダー当事者である自身の経験や「自分らしく生きたい」という思いなどを織り交ぜた講話が聞けました。
講演会後、楽屋に戻ったハリウリサさんにインタビューしました。
Q.今回の講演会で特に伝えたかったことは?
自分自身がトランスジェンダーであることやフィリピン人とのハーフであることから、「普通じゃない」といじめを受けた経験があります。苦しい思いをしたことがあるからこそ、この経験を話すことで、同じ悩みをもつ人たちの苦しみが報われて、元気づけられたらいいなと思っています。
さらに当事者じゃない人たちにとってもこの講座が、自分と違うからといって相手を拒絶することなく、自分の知らない考えに触れ、それを受け入れる体制づくりのきっかけになれたら嬉しいです。
Q.周りとは違うことに気付いたら、どのように考えたらいいですか?
やっぱり自分らしく、ありのままの自分を生きてほしいです。受け入れてくれる人もいればそうじゃない人もいるので、私みたいにあえて公表しろとも思わないです。今の社会は、まだまだ公表しづらい時代です。ブレずに自分らしく生きていったらいいんじゃないかなと思います。
Q.皆さんへメッセージをお願いします。
生きていれば、辛いことや大変なこと、悩みも出てくると思いますけど「時が解決してくれる」と思います。いろいろ悩んだ末に明るい答えが出ると思うので、そんなに思い詰めずに生きていきましょう!
問合せ:市民活動支援課
【電話】401-4078
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