宵の空で冬の星座が西に傾き始める3月半ば、東の空には「しし座」がよく見えるようになります。星占いの星座の一つでもあるしし座は、ギリシャ神話では勇者ヘルクレスに退治された化け獅子の姿です。目印は、ししの頭の?マークの裏返しと、お尻からしっぽの三角の星並びです。心臓に当たる1等星レグルスをはじめ、比較的明るい星でできていて、形のつかみやすい星座です。
3月のしし座は、東の空を勢いよく駆け上るように、4月は南の空高く堂々たる姿に感じられます。同じ星並びでも、見える方角によって変わる星座の印象を、春の夜空で感じてみましょう。
問合せ:プラネタリウム館
【電話】492-1125
<この記事についてアンケートにご協力ください。>