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小川瓦木(おがわがぼく)氏「雲」石碑 寄贈されました

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千葉県白井市

市内今井地区の出身で前衛書道家として活躍された故小川瓦木氏は、世界的に評価される数多くの作品を残しました。生前、郷土資料館の開館に際して市に作品200点余りを寄贈され、開館以来常設展示しています。
今回、作品の中から代表作である「雲」(1994年制作)が石碑として文化センターの前庭に寄贈されることとなり、6月9日(日)にご息女である小川艸そうしん岑氏や書道関係者、笠井市長、井上教育長も出席して盛大に石碑の除幕式が行われました。
「雲よ大空へ 舞い上がれ」の掛け声と共に除幕された石碑は、広い空に浮かぶ流れる雲をイメージするような雄大な作品で、書に対する姿勢である「これまでの常識や概念にとらわれない自由な精神」を表しているかのようです。郷土資料館では、石碑建立に合わせて6月から書碑となった「雲」をはじめ、「雲無心」「行雲流水」など、雲に関連する作品を令和7年3月16日(日)まで展示しています。

■小川瓦木(おがわ がぼく)1911年(明治44年)~2000年(平成12年)
現代書(前衛書)物故作家。印旛郡白井村今井に生まれる。本名:小川榮次郎。号:瓦木。1933年上田桑鳩に師事。奎星会設立に参画し、書の既存の概念にとらわれない抽象表現を展開して、多くの実験的作品を世に送り出した。既存の停滞した書壇に新たな可能性を求め、東洋書芸院を設立して初代会長を務め、また、産経国際書会の創設会員となりその中核を担った。

問合せ:郷土資料館
【電話】492-1124

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