今月のテーマ:あなたの血糖値は大丈夫?
保健師:田中
町の健康診査または人間ドックなどでは、糖尿病の指標であるヘモグロビンエーワンシー「HbA1c」を測定しています。
◆一.睦沢町の健診結果令和6年度睦沢町の集団健診実施時のHbA1cの判定結果を年代別で示しました。
睦沢町HbA1cの判定(集団健診)
20歳代以降では40歳代を除き、年齢が高くなるほど「保健指導」「受診勧奨」の割合は高くなっています。
特に60歳代以降では「保健指導」「受診勧奨」判定を合わせると約9割を占めています。
また、若い世代であっても、20歳代では半数、30歳代では約7割の方が「保健指導」「受診勧奨」の判定であり、血糖値が高い人の割合が高くなっています。
◆二.HbA1cの値を維持・改善するために
◇運動 今より10分多く体を動かしましょう
1日10分増加すると、HbA1cを減らすだけでなく、死亡・生活習慣病・がん・ロコモ・認知症の発症のリスクを3・2%減少することが明らかになっています。(厚生労働省:健康づくりのための身体活動指針2013)
◇食事 食事の内容・時間・量・のバランスと食べる順番を考える
(1)1日3食、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう。
(2)1日3食の食事時間を決めて、食事と食事の間の時間が、空きすぎないようにしましょう。
(3)野菜から先に食べると血糖値は緩やかに上昇します。
◆三.血糖値高めの方はそのまま放置しないで
血糖値の高い状態が続くと自覚症状がないまま血管を傷つけ、血管障害や動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞など様々な病気を引き起こします。高めの方は放置せず改善を心がけましょう。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>