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自治体の皆さまへ

まっすぐ未来へ Vol.5

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千葉県芝山町

「社会情勢と町づくりへの展望」 町長 麻生孝之

■コロナウイルス5類移行へ
桜の花が咲き、田植えも終わり、梅雨から暑い夏が目の前にやって参りました。令和5年も早いもので半年が経ち、時の流れの速さに戸惑ったりもしております。
5月8日からコロナウイルス感染症が﹁2類相当﹂から、行動制限のない季節性インフルエンザと同様の「5類」に移行されました。人の流れも大きく変わり、社会経済活動も元に戻りつつあります。
10月の「町民体育祭」は趣向を変え、より多くの皆さんが自由に参加できるようにプログラムを考案し、盛り上げていきます。また、11月に行われる「はにわ祭り」は通常開催を目指しており、感染対策を講じながら、町のにぎわいを取り戻していきたいと考えております。

■厳しい社会経済情勢
世の中に目を向けると、株価がバブル期の頃のように上昇しているものの、一方では、急激な円安、石油価格の上昇や原材料の価格高騰により、電気代や食料品などの生活必需品が値上がりし、私たちの生活に大きな影響が出ております。
ロシアによるウクライナ侵略を巡る問題も、終息が見通せない状況であり、政治経済の不安定な世界情勢が一刻も早く安定した社会に戻ることを願います。町としても国の補助金を活用し、様々な角度から町民の皆さんや事業者の方々への支援を行って参りました。すべてに行き届かないところもあったと感じますが、今の情勢を鑑みると今一度更なる支援が必要であると考えております。

■国際空港タウンへの道のり
町民を取り巻く環境としては、成田空港の更なる機能強化、圏央道の開通にともなう新しい町づくりが着々と進んでおります。3月末には、新しい成田空港構想(ワンターミナル構想)が示され、町にとって更なる発展のチャンスを掴むことができました。都市計画マスタープランに基づき、上下水道や道路整備など、まずはしっかりとインフラ整備を行い、今年度から始める土地の立地適正化計画をしっかりと定め、土地利用の方向性を示していきたい。そのうえで、人口をどこに、どのように張り付けていくのか。町内に住んでもらうためには、交通の利便性・教育環境の整備・子育て支援・福祉の充実などの環境整備も整えなくてはなりません。産業の育成も重要になります。企業誘致や創業支援、基幹産業である農業は食糧安全保障の観点から見ても、重要な施策となり、基幹産業から成長産業に向けていかなければなりません。農産物の輸出なども現在検討を進めております。
これからは、国際空港のとなり町ではなく、国際空港の町として、空港色・航空色を町づくりに取り入れていきたいと考えております。

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