3月議会定例会の開会初日。冒頭のあいさつに立った麻生町長は、令和6年度に向けた所信を表明しました。
■能登半島地震に際し
まずは、本年1月1日に発生しました石川県能登半島地震について、多くの方がお亡くなりになり、また被災されました。改めて、お悔やみとお見舞いを申し上げます。
町としても今後、復興に向けた有効な支援を行っていきたいと考えております。
■空港と一体的な町づくり
成田空港の更なる機能強化、新しい成田空港構想、圏央道の開通と、大きな国家プロジェクトが進められています。その効果を最大限に発揮するため空港と一体的な町づくりを進めることが、持続可能な町の未来を創造していくものと確信しています。一方で、航空機の騒音下の居住環境の整備など地域の課題についてはさらに検討していかなければならないと認識しております。
新しい町づくりや空港の機能強化は、町民の皆さまのご理解のもと推進していくべきものです。今以上に地域の皆さまの意見を聞き取り組んでまいります。
■インフラ整備について
移転代替地を含めた町内3か所の住宅拠点整備は、本町の重要施策です。
川津場地区は、令和7年度中の住宅販売に向けて事業が進められています。
小池地区は、土地区画整理事業の認可取得に向けて引き続き事務作業を進めてまいります。計画区域内の都市公園や道路の整備に向け、引き続き先行して調査業務や用地取得を進めるとともに、子育て関連施設の方向性も示してまいりたいと存じます。
千代田地区は、新たに民間企業や空港会社にも参加していただき、「千代田地区まちづくり勉強会」を立ち上げます。成田空港と隣接しているポテンシャルの高い地域なので、空港会社と連携を密にとり、最大限の効果が得られるよう努めていきたいと考えております。
簡易水道事業についても、引き続き導・配水管の布設工事を行いながら、浄水場建設に向けた設計内容の精査を進めてまいります。
また、公共交通については、コロナ禍の影響で運休しているウィラーエクスプレスの高速バスの再開に向けて準備を始めているそうです。同時に、はにわ道までの横軸の公共交通をどのようにしていくか検討して具現化してまいります。
道路についても、多くの要望があるはにわ台団地に繋がる道路の歩道について、まずは用地測量を行い、歩道の設置に向けて検討していきたいと思います。また、空港にアクセスする国県道の強化、町の道路網の整備も将来の町、地域づくりに向けて計画を策定します。
■芝山町の未来へ向けて
令和6年度も引き続き新しい町づくりに向けて取り組んでまいります。また一方で、教育・子育ての一体化、農業施策、防災力の強化、町のPR活動など、一つ一つの課題にも丁寧に取り組んで解決を目指していきたいと考えます。
芝山町に住んでよかった、芝山町に住みたいと思ってもらえる町づくりを目指して施策を展開してまいりますのでよろしくお願いいたします。
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