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自治体の皆さまへ

謹賀新年~議会~

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千葉県芝山町

■対話と改革で飛躍の年へ
芝山町議会議長 伊橋寿夫

謹んで新しい年の初めをお慶び申し上げ、穏やかな年明けに感謝いたします。
旧年中は、町議会の活動に対し多くのご協力とご支援を賜り、衷心より御礼申し上げます。
本年、芝山町は町制70年を迎える節目の年です。70年の軌跡は芝山町の盤石の基礎を築きあげ、未来への礎になっていきます。その象徴の一つが、みなさまの記憶にも新しい、昨年、国の重要文化財指定を受けた「はにわ」の存在です。奇しくも同年、東京国立博物館において催された特別展にも当町のはにわが展示されました。一朝一夕には成しえず、今に繋いできた尽力への栄華であると感じております。今に繋ぐということは、忍耐と努力が必要です。つまり、芝山町は潜在的に、また顕在的にその素養を持ち合わせており、これを大きな力に変えうることができると思うのです。
本年、芝山町議会の重要案件の一つに議会改革が挙げられます。昨年2月に町議会議員選挙が行われ、現在の議会を形成しておりますが、2度の無投票当選でした。全国においても無投票当選、定員割れの地方議会は、1800余りの市町村の3分の1で、深刻な問題です。その背景には数々の問題があります。これを一つずつ明らかにし、解決策を導き出すことは成すべき課題であると思っています。
議会は行政の政策及び政策展開が適切であるか監視・誘導し、審査する議事機関であり、追認機関ではありません。芝山町の意思決定は議会にあります。このことを議員一人ひとりが強く意識することは極めて重要なことであり、これを監視・審査するのは町民の皆様なのです。町民と議員は近しい間柄にあり、「町民の満足度=議会と行政への評価」であることを議会も議員個人も肝に銘じなければなりません。議員各々が町民のみなさまとの対話に力を注ぎ、それをもとに議論し、解決に導くことこそが、町民の満足度に繋がり、議会の存在意義になると考えます。
本年は60年に1回訪れる「乙巳(きのとみ)」です。成長と再生を意味する両者が重なるこの1年が、町民の皆様と芝山町に大きな喜びと幸せをもたらしますように祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

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