■個人輸入した医薬品に注意!品質や有効性・安全性の確認が不十分なものがあります
◇事例1
インターネット通販で安価だったため、高級ブランドの美白クリームを個人輸入で購入した。商品が届いて顔に塗ったところ、かぶれてしまった。高級ブランド会社のクリームと異なる品質か調査を求めたが、拒否された。返品できないか?
◇事例2
「痩せる」「お手軽」「安い」などの甘い言葉で書かれたサイトを見て、個人輸入で医薬品を購入したが、腹痛や吐き気がおきた。飲みたくないので返品し、返金してほしい。
◇アドバイス
・「個人輸入」とは、海外の製品を個人で使用することを目的に、海外から直接購入することです。輸出国と日本との間で、法体系や分類、基準、規制に違いがあります。医薬品に国内で未承認の成分や医師の処方が必要な成分が含まれている場合や、化粧品に表示のない成分が配合されている可能性も否定できません。また、医薬品の購入は、患者の救済を図る公的制度の対象になりません。個人で使用する場合には、規制の対象外であることを理解して購入することが大切です。
・販売サイトが日本語ではなく、使用方法や注意表示の内容が理解できない状態で購入すると、期待した効果が得られないばかりか、健康被害が生じる可能性もあります。医薬品は、購入前に医師や薬剤師に相談しましょう。また、少しでも不安がある場合は、購入や使用を控えることを検討しましょう。
問合せ:消費生活センター
【電話】62-3134
祝日を除く月〜金曜日 9:00〜12:00、13:00〜16:00
市役所 北庁舎1階相談室
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