このたび、引き続き2期目の市政を担わせていただくこととなり、その重責に改めて身の引き締まる思いであります。
私が1期目に就任した当初は、袖ケ浦駅海側の都市基盤整備などの大型事業が成果を表しはじめ、さらなる本市の発展のため、新しい総合計画のもと、本市が目指す将来の姿である「みんなでつくる 人つどい 緑かがやく 安心のまち 袖ケ浦」を築き上げる決意を持って臨みました。
これまでの4年間、甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風による被災対応をはじめ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対する防止対策やワクチン接種への体制確保、急速な物価高騰への対応など、これまでに経験したことのない様々な課題に対して、どのように施策を講じていくべきか即断即決を迫られ、瞬く間に駆け抜けてきた毎日であったように感じております。しかしながら、市民の皆様のご理解とご協力を賜り、本市が目指す将来の姿の実現に向け各種施策を全力で取り組み、各施策分野において一定の成果を出すことができました。
2期目を任された今、私は市長として、次の袖ケ浦に向けたまちづくりを、市民の皆様とともに着実に進めていきたいと思っております。
現在、多くの自治体が人口の減少に悩む中、本市では、若い世代の転入により人口が着々と増え続けております。これをどう維持していくのか、将来を見据えたまちづくりを行わなければ次世代へつなげることはできません。だれもが住み続けたいと思えるまちづくりを進め、「選ばれ続けるまち」であるための施策の展開が必要となります。
その実現のため、袖ケ浦駅西側地区の土地活用や内陸部における地区計画制度の活用、産業振興による地域経済の活性化、地域コミュニティの中心となる地域のまちづくりの拠点創出、安心して子育てできる子育て環境のより一層の充実、安全で安心して生活をすることができる強いまちづくり、子どもからお年寄りなど全ての人にやさしいまちづくりに、取り組んでまいります。
いまやデジタル化の進展や景気変動、環境問題や災害など、私たちを取り巻く環境は地球規模で目まぐるしく変化し、行政課題もますます複雑化、多様化しておりますが、これからも本市が発展を続け、次の世代に誇れる、より豊かな袖ケ浦市をつなぐため、全力で市政運営に邁進してまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
袖ケ浦市長 粕谷智浩
<この記事についてアンケートにご協力ください。>