一月七日、市内各地で「二十歳を祝う会」を開催しました。
会場では、同級生と久しぶりに再会し、思い出話に花を咲かせる二十歳の皆さんの笑顔が溢れていました。
また、当日は各地区の青少年相談員が作成した、バックパネルが設置され、多くの方が思い出を記録に残していました。
今月号では、昭和・蔵波・平川地区の式典のフォトレポートのほか、「ハタチ」の皆さんのインタビューをお届けします。
■二十歳の抱負
◇蔵波地区代表 佐々木晴香さん
20歳の抱負は、「笑顔を大切に」です。
二〇二四年が始まってから悲しいニュースがたくさんありましたが、今の私たちにできることは笑顔で日常を過ごして、その元気を被災地に届けることだと思っています。
また、これから社会の一員として活動する中で、辛いこともたくさんあるかと思いますが、そんな時こそ笑顔でいれば、自分も周りも笑顔にできるので、笑顔を大切にもっと頑張っていきたいです。
◇平川地区代表 小川敬太郎さん
20歳の抱負は、「感謝の気持ちを伝える」です。
20歳になって、子どもの頃には感じることができなかった、親や周囲の方への感謝の気持ちを、改めて感じることができました。
その気持ちを、気恥ずかしいところもありますが、親だけでなく周りのお世話になった方にも伝えられるようになったらと思っています。
■20歳のインタビュー
◆東京大学 運動会応援部 縣勇樹(あがたゆうき)さん
平岡小・平川中学校出身。
現在は東京大学 教養学部理科二類に通う2年生。70年以上続く東京大学 運動会応援部に所属し、日々の練習に取り組んでいる。
小学生の頃の好きな教科は理科で、苦手な教科は国語。
◇平川中と似ている気がした「東大 応援部」
私は、平岡地区で生まれ、平岡小・平川中学校を卒業し、現在は東京大学に通う2年生です。勉強に励むかたわら、東京大学 運動会応援部という部活に所属しています。
応援部は、その名前の通り、六大学野球などの他の部活などが出場する大会などの「応援」と、学園祭などのステージで発表をする「演舞」の2つの活動があります。私は応援部の中でも全体をリードする「リーダー」に所属していて、そのほかに「吹奏楽団」と「チアリーダーズ」のパートがあり、3パートが揃って活動をしています。
私が東京大学の応援部を知ったのは、中高生の頃にユーチューブで動画がたまたま流れてきたことがきっかけです。その動画は10年以上前のものでしたが、男らしくてとてもかっこいいなと思ったことを覚えています。また、私が通っていた当時の平川中学校が「熱血」「体育会系」という言葉が似合うような学校の雰囲気だったこともあり、応援部の雰囲気と通じるものがあるなと思ったと同時に、それが魅力的に見えましたね。ただ、まさか自分が入部することになるとは、当時は思ってもみませんでした(笑)。
その後、大学に合格し、入学前の事務手続きでキャンパスを訪れた際に、各部活やサークルの案内ブースの中に応援部を見つけ、当時の動画の印象が頭の隅にあったので見学に行き、それがきっかけで入部しました。
◇キツさあっての応援部練習
応援部の練習は、月・水・金曜日の放課後2時間程度行うほか、春休みと夏休みには合宿も行います。
普段の練習は、パートごとに分かれて行います。リーダーの練習では、発声・拍手などの基礎練習のほか、実際の応援を模した「小(こ)マス」と呼ばれる練習を行います。
小学校の応援団や、中学校のソーランリーダーなど、似たような経験はしてきましたが、応援部の練習は正直キツいです(笑)。
ですが、キツさあっての応援部の練習だと思っています。部活でよく「選手を応援したり、激励したりするのであれば、選手よりもしっかりやらないと応援する立場にはなれない」と言われます。練習がキツイのはもちろん大変ですが、応援する立場として、必要な経験だと思いますし、私はそこが好きですね。
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