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市長コラム 100

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千葉県銚子市

■おすそわけ
銚子市長 越川信一

千葉科学大学木村ゼミと銚子円卓会議による「2023 OSUSOWAKEシンポジウム」に参加させていただいた。須賀智子氏(食べる支援プロジェクト)の「フェーズフリーな食で未来を!」の講演では、普段から使用しているものやサービスを日常時だけでなく非常時にも役立てる「フェーズフリー」の考え方を紹介。令和3年度ちばコラボ大賞に輝いた、銚子発の「OSUSOWAKE」は、1口2千円の参加費を出し合い、もしもの時のために食料を地元企業に備蓄して災害に備える地域版ローリングストックのシステム。「フェーズフリー」を具現化したもので、「もしも」から「いつも」を見直す視点だ。「すぐに始められる一番の防災は、普段の食事を通して災害時のストレスや環境の変化に耐えられる健康な体づくりをしておくこと」とのお話に「なるほど!」。市民の健康づくりは、防災対策でもあることを実感した。
魚や野菜など採れた物や頂いたものを知人に分け与える「おすそわけ」の習慣は、食のまちである銚子には古くからある。この「おすそわけ」の習慣や考え方を防災対策のみならず教育・福祉・まちづくりにも生かし、「つながり」を広げながら、「おすそわけ」を銚子の文化に高めていきたい。

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