■犬若食堂
銚子市長 越川信一
銚子ジオパークを代表する犬岩や千騎ケ岩をのぞみ、「食事処見晴」「膳はなれ」「カフェふくや」「海の家めぐ」など、おいしい店が集まる犬若。そこに懐かしの「犬若食堂」が4年ぶりに復活したと伺い、出かけてみた。
数々のテレビ番組で「漁師で賑わう店」「建物は傾いているがサンマ料理が絶品」などと紹介された旧店舗は2018年に惜しまれつつ閉店。今年3月に竣工、生まれ変わった新店舗は、片流れ屋根のモダンな外観、木のぬくもりあふれる店内。淡白で上品な味わいをふわふわの衣が引き立てる、犬若食堂名物の「サルエビのカキ揚げ」やジャンボ切り身の「刺身定食」をいただき、身も心も満腹になった。
源義経が千騎の兵を連れてたてこもったという「千騎ケ岩(せんがいわ)」。義経と別れ銚子に取り残された愛犬の若丸が7日7晩鳴き続け、8日目に岩になったと伝えられる「犬岩」。今年10月には日本ジオパークの全国大会が関東ではじめて、銚子の千葉科学大学で開かれる。全国からの来銚者には、ぜひ犬若へと足を運んでいただき、義経と若丸のロマンを味わいながら、犬若グルメを楽しんで欲しい。
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