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市長新年あいさつ『謹賀新年』銚子市長 越川信一

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千葉県銚子市

■地域共生・公民連携のまちづくり
新年あけましておめでとうございます。健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

◇洋上風力発電
銚子市沖の洋上風力発電は、2028年の運転開始を目指し準備が進められています。13メガワットの大型風車31基が銚子市沖に設置され、一般家庭25万世帯分に相当する電力が銚子の海で生み出される計画です。運転管理やメンテナンス関連産業の誘致、地元企業の活用、新たな雇用の創出に結びつけていかなければなりません。メンテナンスの拠点港湾となる名洗港の整備も千葉県により進められています。洋上風力を新たなまちづくりのエネルギーに変え、銚子創生につなげていきます。
銚子市と発電事業者は、一過性ではない持続可能な自律する地域共生をともに目指しています。漁業共生策や観光振興策、先進的な教育支援などに取り組んでいます。発電事業者が持つ多様な資源や知見を活かしながら、地域課題の解決や新たな地域産業の創出、次世代の人材育成につなげていきたいと思います。

◇地域おこし活動
現在、12人の地域おこし協力隊が銚子のまちを活動の場に懸命に働いています。国は、令和8年度までに地域おこし協力隊を1万人にするという目標を掲げています。銚子市でも4月から民間企業受入型地域おこし協力隊を新たに誕生させます。市内の事業者と連携した地域おこし活動を積極的に進めていきます。公民連携アドバイザーや地域活性化起業人制度の活用など、外部人材の経験やノウハウを市政運営に活かす取組を進めていきます。

◇子育てファースト
すべての子どもが健やかに成長できるよう子育て支援の更なる充実を目指します。子どもの意見も反映させながら子ども施策を策定し、実施していきます。令和5年度のふるさと納税による寄付金の額は、目標の5億円に迫る勢いです。このふるさと納税による寄付を積極的に活用し、子育てファーストのまちづくりを進めます。

◇千葉科学大学の公立大学法人化要望
昨年10月、学校法人加計学園から「千葉科学大学の公立大学法人化に関する要望書」が市に提出されました。銚子市は、千葉科学大学が永続することを強く望んでいますが、公立大学法人化した場合にも市の財政負担が生じないことが基本になります。
今後、速やかに有識者などによる検討委員会を立ち上げ、学生数や収支の見通し、地域貢献など、客観的なデータに基づき、専門的見地から意見をいただきながら、公立大学法人化の可否を判断していきたいと思います。現在のみならず将来にわたる大変重要な判断になります。市民の皆さんや議会の意見も十分に聞きながら慎重に判断してまいります。

年が明け、銚子二中出身の早稲田大学山口智規選手の箱根駅伝での快走を願いながら、本年が皆さまにとって幸多き年でありますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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