◇誰一人、取り残さない。
「歩けない・目が見えない」だけではなく、外からは見えにくい障害で悩む人も多い。障害を持つ人が、笑顔で生き生きと暮らすことができるように支援しています。
今回は、特色ある2つの取組事例を紹介します。
◇障害を抱える人は約15人に1人
日常に生活しづらさを感じている人を含めると、障害者の総数は全国で936万人。人口の約7.4%が何かしらの障害を抱えています。
(厚生労働省 平成28年生活のしづらさに関する調査より)
障害支援の詳細はこちらから
※二次元コードは本紙P.8をご覧ください。
■土・日曜日も開所!!地域活動支援センターII型事業所『街かどサロン』
開所時間:9時~16時30分
18歳以上の障害者が対象
地域活動支援センターの活動は、「創作・生産・地域との交流」の3つ。障害を持つ人の「日中の居場所」と「生きがいづくり」を支援します。
「人が多い街中に開設した『街かどサロン』。散歩の際、道行く人に挨拶をするだけで自分が社会の一部だと感じられる」
街かどサロンを運営するスマイル銚子は、つながり続けることを目的に、本人を中心に寄り添う「伴走型支援」を実践している。
「誰もがありのままに、その人らしく、地域で暮らせる社会の実現を目指す」
◇II型って、あんだ?
雇用や就労が難しい障害者に、機能訓練、社会適応訓練など、自立と生きがいを高めるための事業を実施しています。
・系列の事業所である、放課後デイサービスでは重症心身障害をもつ児童の支援も始めています。
・街かどサロンの様子 毎月第4日曜日は手話サークルと合同開催
(主任生活支援員 永野貴子さん)
本部事務局【電話】21-6730
新生町1-45-23(スマイル銚子)
■施設を通して、一般就労へ。令和6年2月開所 就労継続支援A型事業所『あらた銚子事業所』
勤務時間:平日10時~14時45分(昼休憩45分)
同事業所【電話】21-5017
東芝町5-14(大里ビル2階)
障害がある人が、雇用契約を結び、仕事をして、給料をもらえる事業所です。
◇施設責任者 白戸翔太さん
初めての施設責任者。銚子ならではの海産物を扱う会社への就労支援など、特色を活かして企業ともWinWinに。
働く喜び、「できる」楽しさを提供する。『あらた』では、障害をもつ人が、安心して働けるよう徹底して「聴く」環境をつくっている。
「不安で立ち止まっていた人が歩み出す瞬間。これが一番のやりがい。働きたい気持ちを大切に、民間企業とのクッションになりたい。」(サービス管理責任者 渡邊牧子さん)
支える人も日々奮闘している。伝えることが苦手な人からも仕事の意欲を引き出す。支える皆さんの傾聴力が活きている。
「精神面の障害は人によって症状が全く違うことに悩んだ。企業に就職して終わりではなく、仕事を継続できるよう心に寄り添っていきたい。」(施設責任者 白戸翔太さん)
本人の意欲があれば誰でも大歓迎。作業内容をじっくり学び、自分に合った働き方をしませんか?まずは見学から、気軽にお越しください。
■働く人に聞いてみた
「僕は箱作りが得意」
成果品を見ると感慨深い。やっぱり、「働く」ってすごく大切なこと。お金を稼ぐことで人生の選択肢が増えていく実感を得られるんです。
責任感もあるし、なにより楽しい。今後も続けていきたい。
問い合わせ:障害支援室
【電話】24-8968
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